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そう返事すると、ショッピは困ったような表情をした。
・
そして少し悲しそうに眉を下げる。
この表情は苦手だ。
小さい頃からいつも。
その表情を見ると…
ショッピのお父さんが救急車で運ばれたあの日を思い出す。
shp「…そうか」
そういって傷ついた表情をする。
だめだ、昔からショッピのこの顔に弱い。
「…………」
罪悪感が残った。
ショッピのそんな表情を見ても自分のことを優勢してしまう自分が、すごく汚いものに思えた。
・
・
ショッピと時間をずらして学校に着く。
少しだけ、周囲の視線が痛い気がした。
教室に着くとその視線は集中する。
女子１「Aちゃん！！昨日ショッピ君と帰ったって本当？」
女子２「てか、二人とも最寄駅一緒なんだね。知らんかった。同中？」
「えっと、たまたま時間が被っただけなの。中学校は一緒だから最寄も一緒で」
女子１「ぜーんぜん知らんかった！あのさ、あのさショッピ君って中学校の頃、彼女とかいなかったの？」
ショッピの彼女。
い、いたっけ？覚えてねぇ。
「ごめん私全然仲良くなくて、塩戸君に関する情報疎くて…」
女子２「そうなんだ。ショッピ君の女子周りマジで謎だよね。女の子とも隔てなく仲良いけど、一人だけと仲良くなんてしないし………幼馴染とかいるのかな？」
ギク。
「わ、わかんないや」
心臓に悪すぎる。
多分世間一般的に私は彼と幼馴染と言えるんだろう。
でも、それが知られたら…
・
・
お昼休み、私は優奈と一緒に購買に向かった。
高校生は食べ盛りなのか、購買はかなり混む。
私は目当ての焼きそばパンを購買で購入しようとする。
人に押しつぶされそうになりながらも、
最後の一つの焼きそばパンに鳴った瞬間…
「「焼きそばパンください！」」
だ、誰かと被った！
声の方向を見ると…
shp「………」
ショッピだった。
朝、必要以上に冷たくしてしまって、罪悪感が出てくる。
「どうぞ」
そう言って、焼きそばパンを諦め自販機の牛乳とあの自販機特有のパンで諦めようと思う。
・
私が諦めて、人ごみの中から抜け出して優奈のもとに行こうとする。
すると、肩を叩かれた。
shp「湯葉さん」
他人のふりをしているショッピだった。
「…塩戸くん」
shp「焼きそばパンどうぞ」
「…でも」
shp「俺は自販機のパンあんねん」
「あのゲキマズの？」
shp「それ失礼やろって」
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まろん - 更新きちゃぁぁぁ！展開楽しみすぎます!щ(゜▽゜щ) (2022年11月6日 0時) (
レス) id: b18d6a1c45 (このIDを非表示/違反報告)
nnn - はぁっ！最高すぎます！更新待ってました号泣 (2022年11月3日 21時) (レス) @page46 id: 8156faff94 (このIDを非表示/違反報告)
れんれん - 神作きちゃぁぁぁーーー！更新楽しみにしてます！！！！ (2022年10月30日 21時) (レス) @page45 id: 63496a6874 (このIDを非表示/違反報告)
Kote(プロフ) - 歯磨き粉2号さん» 更新長らくお待たせして申し訳ありません…！作品に対しても、とても素敵なお言葉をありがとうございます！作者大感動と照れ照れしてしまいました。これからもよろしくお願いします！ (2022年10月17日 22時) (レス) id: 00da8aa88a (このIDを非表示/違反報告)
Kote(プロフ) - hasuさん» 更新大変お待たせしました…！3回も！勿体無いですし大変恐縮です！ありがとうございます。完結は絶対にさせますので、よろしくお願い申し上げます！ (2022年10月17日 22時) (レス) id: 00da8aa88a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kotegawa | 作成日時：2022年2月14日 0時
