情報屋の印象さんは中立。【呪術廻戦】 (ページ1)

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ハーデンベルギアの運命的な出会いページ1

ｶﾗﾝｶﾗﾝ
店のドアについているベルが心地良い音で鳴る。
そのお客さんに向かって、私は軽く頭を下げて
微笑んだ。

『いらっしゃいませ。雑貨屋「花の綾」へようこそ。』

??「やあ、久しぶりA。今日は君に紹介したい子たちがいてね。」

??「おおー！この店めっちゃいい匂いする！」

??「はしゃぐな虎杖。」

??「へえ〜、まさかこんないい店をあの五条先生が知ってるなんて。」

ひょっこりと顔を出したのは昔の知人である五条悟だった。思わぬ客人に目を見開く。

『教師になったことは知っていたけど、あなたがここに顔を出すなんて珍しい。去年は来なかったのに。』

五「あ〜、今年の一年は色々あるからね。
ま、Aなら知ってるとは思うけど。じゃっ、僕は
トロピカルスペシャルビッグパフェを食べてくるら。」

そう言って五条は瞬間移動でどこかへ行った。
……これは紹介という名目で押し付けられたな。

『ま、いいか。君たちも高専生でしょ？将来呪術師に
なるんだったら、この店のこと知っておいたほうがいい。座って、長くなるから。』

店の奥から引っ張り出してきた椅子を３人の前に出し、
遠慮しているのも関係なく「強制的」に座らせる。
そこは私の術式と関係あるんだけど今はいいか。

??「え〜っと、取り敢えず自己紹介を『必要ない。』
え？」

『もう君たちのことは知ってる。君は虎杖悠仁君でしょ？両面宿儺の器。運動神経が良く、体育教師の高木を
圧倒的な差で負かした。可哀想に、あのあと高木
職員室でも家のトイレでも思い出して男泣きしたってさ。

その隣の君は伏黒恵君かな？禪院家相伝の術式を持ってて、宿儺のおきに。クールキャラでいこうとしてるけど中学の頃はヤンキーを軽くのして恐れられてた。
確か一部のヤンキーからは「黒狼の悪魔」な〜んて言われてた恥ずかしい過去があるイケメン君だね。

最後が釘崎野薔薇ちゃん。地元が嫌いすぎて上京してきたイケイケJK。芻霊呪法の使い手で、最近の悩みは
良くお気に入りのニットの毛がほつれること。

……的な感じ？』

３人「「「なんで知ってんの？」」」

『……あれ？おかしいなぁ〜。五条の野郎、
説明してなかったのかよ。ま、いいか。
私は情報屋だよ。この店はいわゆる隠れ蓑。
それに情報屋って言っても、呪術関係の情報しか
ないけど。』

そう言って私は肩をすくめた。

甘い甘い花の香りが私の鼻をくすぐる。
ああ、時代は変わっていく。
「不変」なんてないんだよね、五条。