【HQ】意外と胸がデカかった【青葉城西】

１６ バレー部怖いぞ ページ16

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「もう！岩ちゃんばかなんだから！！」



『そんなこと言ってる及川さんも相当ばかですけどね』



「…止めてあげないよ？」



『すみません、勘弁して』





浴衣の上から頑張ってホックを止めようとしてくれてる及川さん。



さすが、女子に慣れすぎてるんですね。



外れたから止めてって言われてあんなに冷静にしてる人いるんだ。





「…難しいっ！」



『ファイトです』



「あ、脱ぐ？」



『ばかじゃないんですかね、ぶっ飛ばしますよ』



「でーすーよーねー」





ギラリと睨む。



ちっとも怖がってなさそうだったけど。



まだかな、と待っていた時、茂みからガサガサッと音がした。



反射神経で女子力の低い声を上げて及川さんに飛びつく。



え、ちょ無理無理無理無理怖い怖い。





『な、なにっなにっなにっなにっ！！』



「ちょ、え、近っ、え」



『うぎゃああああ！！！！！』



「うるさいよ！！！」





茂みから出てきたのはバレー部一同様。



…びっくりさせんな。





「大丈夫でしたか！！？」



『え、うん。…なにが？』



「Aさんが及川さんに襲われてるって先輩が！！」



「金田一に嘘吹き込んだの誰！！！」



「ほんとのことだろ」



『てかなんでここにいるんですか？』



「A、ブラのホック外れたんだろ？なんか危ない予感がしたから駆けつけた」



『』



「なんで知ってる、ていう顔だな」



「不細工。……いって！！！」





どうしようバレー部怖いぞ。




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