データ24 ページ25
時を同じくして、
武装探偵社、医務室。
ーーーーバッターン!!
『ん・・・あぇ?』
激しい激音で、メルロ・・・もといAは目を覚ました。
『え・・・ここ、私、どしたの・・・?』
目を覚ますと、いつもと違う光景に戸惑う。
いつもならば起きると中也の携帯の中だ。
携帯の待ち受けと同じ壁紙の、部屋のように囲われた空間。
その空間の宙に広がる様々なアプリケーション。
それが目覚めた彼女の、普通の光景だ。
『触れる・・・。それに、服装も・・・』
今の彼女は病院のような部屋にいる。
家具にも触れており、なにより服装や髪型が人間の時に戻っている。
太ももまで伸びた青い髪ではなく、
背中まで伸びた茶髪。
奇抜な服ではなく、
七分袖の服にロングスカート
青色の瞳ではなく、
神と同様に茶色い瞳
3次元に存在する、普通の人間なのだ。
自分の異能が解けていることにAは慌てた。
あの爆破事件の時・・・
突発的に異能を解いたのかと考えるものの、あの時はマフィアのデーターを取り戻すことに必死で異能を解除した覚えがないのだ。
・・・4年ぶりの、現実。
彼女はゆっくりと床に足をつけ、その感覚を感じていた。
・・・物に触れるって、こういう感覚なんだ。
電脳空間ではあり得なかった。
見える世界が違う・・・視覚
機械越しではない音・・・聴覚
物に触れる力・・・触覚
鼻腔を震わせて感じる匂い・・・嗅覚。
彼女は自分自身に触れ、その暖かさを感じていた。
そして、手に持っているループタイに気がつく。
誰のものかわからないAではない。
なぜならループタイは4年前、彼女がある人物に渡したものなのだから。
『太宰さん・・・』
彼女は小さく、心当たりのある彼の名前を口にした
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出雲(プロフ) - 凛眞さん» コメントありがとうございます!呼び方間違えたかもしれません!次回作から改善しますね!情報ありがとうございます! (2017年10月9日 20時) (レス) id: ac01b1ef17 (このIDを非表示/違反報告)
凛眞(プロフ) - とても面白いですね!ところで思ったのですが、森さんは中也を「中原くん」ではなく「中也くん」と呼んでいた気がします!これからも更新頑張ってください! (2017年10月9日 19時) (レス) id: d97172139d (このIDを非表示/違反報告)
出雲(プロフ) - 紫猫日和さん» 夢主・・・つい驚いてボロがでましたね笑 これからもバタバタしながら頑張る彼女の応援、お願いします!更新頑張りますね!ありがとうございます! (2017年9月28日 17時) (レス) id: ac01b1ef17 (このIDを非表示/違反報告)
紫猫日和(プロフ) - 32話思いっきりメロルで喋ってる夢主可愛いです!更新頑張ってください! (2017年9月28日 16時) (レス) id: 1d1f3bbcfd (このIDを非表示/違反報告)
出雲(プロフ) - Pluieさん» わぁぁ!感動だなんて・・・コメント嬉しすぎます!これからも更新頑張りますね!! (2017年9月15日 7時) (レス) id: ac01b1ef17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:出雲 | 作成日時:2017年8月25日 21時