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ペースに流され、手を引かれながら駄菓子屋に来ました。

『良いんですか?細目さん。私ポートマフィアなのですけれど』

「ヘーキヘーキ。だって今日の君は害がないから」

ケロリとした顔で、そんなことを言います。
初対面の方ですよね?

『無謀なのかは分かりませんが根拠がありません。この場において戦闘能力のない貴方を殺傷することも可能ですよ』

実際の話、殺傷可能です。
任務でもなく、個人的な恨みもないのでそんなことはしませんが。

「それはありえない。 なぜなら君は今日は非番だから。それは君の様子や服装から見て分かる。そして任務のない君は殺傷の類はしないし、個人的な恨みがあったら猫の路地で僕を殺している。そうだろ?」

『ご名答です細目さん』

分かりました。
この人よく周りを見ているし、とても頭の回転が早い。

「なんたって僕は名探偵だからねっ!そーそー、細目じゃなくて江戸川乱歩!世界の常識くらい覚えておいてっ」

自分の名前が世界の常識とは。

どうでも良い会話をしながら着いたのは古めのお店で、駄菓子屋という大きな看板がかけてあるの。入り口にはドアもない。

『こんなお店あるのですね』

江戸川さんはズカズカと中に入り、大きな声で店員に呼びかける。

「おばちゃーん!いつもの頂戴!」

駄菓子屋にいつものなんてあるの!?

「はいはい。いつもの500円ね〜」

・・・あるのですか。

奥から出て来た女の人は、慣れた手つきで袋にポイポイと駄菓子を詰めていく。

「おや、このお嬢ちゃんは?」

『えっと、私は「駄菓子超初心者っ!レクチャー中なの!」

え?そうだったのですか?

江戸川さんが答えると、女の人は籠に4つほどお菓子を入れた。

「初めてさんならオススメはこれだよ」

『えっと、ならソレ下さい。おいくらでしょうか』

「初めてさんだろ。なら300円で良いよ」

「おばちゃんズルい!負けすぎー!」

女の人は笑いながら、江戸川さんと私のそれぞれに代金をもらって椅子まで案内してくれました。
イートインと言っても良いのでしょうか

・・・水飴?
屋台で売っている果物にかけてあるのは知っていますが・・・ドロドロしてません?

鈴カステラ・・・鈴?どこが?

ミルクせんべい・・・梅をジャムにしたのですか?

私が不思議そうな顔をしていると、江戸川さんが「仕方ないなー」といって、私の水飴の蓋を取り、割り箸でクルクルと混ぜ始めました。

そして割り箸に巻きつけると私に差し出す。

3→←駄菓子デェト



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出雲(プロフ) - ありがとうございます!直ぐに訂正しますね!今後も頑張ります!! (2017年2月5日 21時) (レス) id: ac01b1ef17 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴(プロフ) - 25ページのナオミンのセリフの(名前)が名前になってましたよd(^-^)確認お願いします。中也さんストッパー係柊…w頑張れ作者様と柊ちゃん! (2017年2月5日 20時) (レス) id: 72f0cf2fb8 (このIDを非表示/違反報告)
出雲(プロフ) - コメントありがとうございます!あくまで紅葉の姐さんが思い立ったことです。夢主については今後の展開を楽しみにしていただけると嬉しいです! (2017年1月14日 23時) (レス) id: ac01b1ef17 (このIDを非表示/違反報告)
澪標(プロフ) - えっ、嫁ぐの?それすっごく歓迎しますけど。 (2017年1月14日 21時) (レス) id: 4f3e33676a (このIDを非表示/違反報告)
出雲(プロフ) - コメントありがとうございますー!勿体無いお言葉に涙がでそうです(><) 今後も銀食器娘をよろしくお願いします!! (2017年1月14日 8時) (レス) id: ac01b1ef17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:出雲 | 作成日時:2016年12月31日 0時

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