検索窓
今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:63,476 hit

データ38 ページ40

目と目を合わせてはっきりと。


私は真実を告げた。




中「・・・やっぱりそうかよ。何となく分かってたけどな・・・醤油買いだめしたこと知ってたし、寝不足で倒れたことも知ってたからな」



中也さんは帽子をかぶりなおして、私の方を見る。

その視線は怒っているわけではなく、この事実を受け入れたようでした。



今思えば、確かに無茶のありすぎた同居生活でした。




中「さて・・・洗いざらい教えてもらうぞ」





もう逃げたりしない。

ちゃんと中也さんと向かい合う。





『・・・私は4年前、あなたを裏切り、太宰さんの裏切りを助けまし「まぁ、私が一方的に彼女を巻き込んだのだけれどね」


ーーー!?



いつのまにか、私のすぐそばに太宰さんがいる。


太「彼女はそのことに負い目を感じて、マフィアで君の補佐官を始めたんだ」



太宰さんが私の言葉を紡ぐ。

私の声が震えていたから、助けてくれたのかもしれない。



『嘘を吐きつづけてすいませんでした』


中「別に怒っちゃいねぇよ。手前には何度も助けてもらったしな」




ようやく全てを話せたこと、謝ることが出来たことに安堵する。




中「それで、手前これからどう「そのことなのだけれどね」




ーーーー!?



不意に、グイッと力強く、太宰さんが私を抱き寄せる。


長身の太宰さんの体に、私がすっぽりと収まる。


途端に中也さんが眉間に皺を寄せた。



中「太宰手前ッ・・・!ソイツから離れろッ!」









太「彼女は私が連れて行く」









そんな中也さんに向けて、太宰さんははっきりと答えた。

データ39→←データ37



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (99 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
293人がお気に入り
設定タグ:文スト , 中原中也
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

青鯖。(プロフ) - 出雲さん» 全然大丈夫ですよ!有難うございます! (2018年1月10日 19時) (レス) id: 87d9268c5a (このIDを非表示/違反報告)
出雲(プロフ) - 青鯖。さん» お返事遅くなってしまいすいません!ぜひ青鯖。さんの小説に載せさせていただきたいです! (2018年1月10日 18時) (レス) id: ac01b1ef17 (このIDを非表示/違反報告)
青鯖。(プロフ) - 出雲さん» はい!勿論です!!私、イラスト集を営んでいるのですが、そちらに載せる許可を貰いたいのですが…。 (2018年1月9日 20時) (レス) id: 87d9268c5a (このIDを非表示/違反報告)
出雲(プロフ) - 青鯖。さん» イラストありがとうございます!!こちら小説に載せさせていただいても良いですか??? (2018年1月9日 20時) (レス) id: ac01b1ef17 (このIDを非表示/違反報告)
青鯖。(プロフ) - 藍波さんhttp://uranai.nosv.org/img/user/data/9/c/7/9c72c58a63b60c2ba67c24aa0627d1fa.05.jpg 電脳少女メルロhttp://uranai.nosv.org/img/user/data/e/4/d/e4de4ba906237036327236814a8558b3.06.jpg出来ましたー!画質とかあんま良くないかも知れません…! (2018年1月9日 19時) (レス) id: 87d9268c5a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:出雲 | 作成日時:2017年11月3日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。