GAME2【乱数列1】 ページ6
その瞬間、今まで白一色だった部屋の中に大きなモニターと扉が現れた。
マスター: このゲームのクリア方法は、【12桁の暗証番号を部屋のモニターに打ち込むこと】です!
マスター: ただし!暗証番号を打ち込めるのは各グループのリーダーだけです!
マスター: 一回でも間違った数を入れると、そのグループ全員がGame Overになるので気を付けてください♪
マスター: ヒントとして一日に一人だけ扉の外にある答えを見ることができます↑しかし!その人はこのゲーム中に部屋に戻ることはできません♪なので、お手元のチャットでヒントを送ることになりますが……。
マスター: まぁ、全て言ってしまうと面白くないのでこのへんにしときましょう。
マスター: それでは!ルーレットスタート♪頑張って下さいね〜っと#
数秒後、僕のスマホには【ひらがな】【数字】と表示された。
「何だろうね?これ。」
前に座っている【46】さんのノートパソコンのモニターには、【ローマ数字】【英語】と表示されていた。
「ところで、今日のヒントを見に行く人は誰にしますか?」
【エノク】さんが問いかけた、今日行くのはリーダーの【エノク】さん以外の15人の内の誰かだ。
「あの……僕がいっても良いですか?」
立候補したのは三十路の男性、確か昨日の自己紹介で【犬猫】と名乗っていた人だ。
皆からは異論は出なかったので、今日は彼が行くことになった。
ちなみに彼の携帯電話には、【カタカナ】【漢字】と表示されていた。
【犬猫】さんが扉から出て行った後、唐突に【46】さんが口を開いた。
「ヒントが届くまで暇だから、明るく会話でもしましょうよ!」
そういうと、彼女は少し真剣な表情になり。
「皆さんは、なんでこのゲームが始まってしまったんだと思います?」
そう、一番の疑問点はそこなのだ。
僕は気づくとこの真っ白な部屋にいた、その直前までは確かに自分の部屋にいたはずなのに。
部屋でチャットをしていたら突然画面にノイズが走り、僕は意識を失った。
そして、目が覚めたら――
なるほど、確かに普通はありえない話だ。
「このゲームを始めた人は、一体どうやって8000人もの人を移動させたんでしょうか?」
その瞬間
「はっ、えっ!?」 「う、うわあっ!」
部屋にいた内の二人の体にちょうどあの日のようなノイズが走ったと思うと。
一瞬で消滅した。
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作者名:〆蕎麦〆 | 作者ホームページ:http://happyhappy
作成日時:2016年9月24日 16時