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GAME1【Endless1】 ページ2

マスター: それでは!1つ目のゲームを初めます↑ゲーム名は【Rndless】です♪


 相も変わらず画面の中ではマスターと名乗る“何か”、が尋常ではないスピードでややテンション高めの文を打ち込んでいる。


 マスター: ゲーム内容は至って簡単!残りの7644人の中からランダムに一人、無作為に抽選されます↑その人が一分以内にコメントを書く、それを繰り返すだけです♪


 「……え?」


 部屋の中がざわめく、それもそうだろう。【デスゲーム】なとど言っておきながらあまりの簡単さに拍子抜けもいいところだ。


 マスター: 書く文の条件は!ひとつ!意味のある文章であること♪ふたつ!前の人と言葉が繋がっていること♪です!実施期間はたったの3日間!簡単でしょう?それでは!ひとつめのゲーム、【Endless】Game Startです!


 [第一指名【エース】さん]


 エース: なんだこれ?簡単過ぎるだろ?


 そして


 [【エース】さんが死亡しました]


 「はぁ!?」


 理不尽だ。


 今の人は何もルールに反していない、なのになんで……。


 さらに


 [【エース】さんの所属グループ【ライダーズ】のメンバー104名が死亡しました。]


 !?


 マスター: あー、すいません!いい忘れていました!グループメンバーの誰かが死亡すると、そのグループに所属している全員が死亡します♪


 甘かった。


 これは偽り無きデスゲームだ。こんなでは30日なんて生き残れる人はいないだろう。


 「あの……すいません」


 その時、部屋の隅の方から声がした、少し気弱そうな声だ。


 声のした方を見ると、声のイメージ通り気弱な感じで大学生くらいの青年が立っていた。


 「とりあえず、自己紹介しませんか?皆さんの顔を初めて見るので誰が誰なのかわからないんです。」


 反対の声はあがらなかった。僕を含めたここにいる全員が、周りの人が誰なのかが分からずに困っていたのだ。


 また、クリア方法の無いデスゲームから少しでも目を背けたい気持ちもあるのだろう。


 「僕のハンドルネームは【エノク】です。よろしくお願いします。」


 僕は驚いた。【エノク】というハンドルネームは、このグループ、【暇人の茶会】の創設者の名前だったからだ。


 

GAME1【Endless2】→←始まり≪GAME START≫



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作者名:〆蕎麦〆 | 作者ホームページ:http://happyhappy  
作成日時:2016年9月24日 16時

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