並盛中学校の先生始めました (ページ42)

今日:1 hit、昨日:13 hit、合計:37,560 hit

四十二日目「今まで通り」ページ42

ｻﾞﾝｻﾞｽ「礼なんて言わねぇぞ」

貴方「...礼が言われたいだけであんなことする訳ないやろ、んーそうやなぁ...」

貴方「ほなこうしよ、もしボンゴレボス十代目が危機に陥ったとき、彼らを手助けするってのはどうや？」

僕は悪戯っ子の笑みを浮かべながら、そう言った

するとザンザスさんは鼻で笑い

ｻﾞﾝｻﾞｽ「冗談じゃねぇな」

と呟いた

貴方「まっ...一件落着ってことで....」

僕は手をヒラヒラと軽く振ってその場を去っていく

すると建物を右に曲がったところで、スクアーロがそこにいた

貴方「あっスクアーロ!!」

僕はスクアーロに駆け寄る

ｽｸｱｰﾛ「よぅハルキ、元気そうでなによりだ」

ｽｸｱｰﾛ「...それと...すまなかったなぁ」

...は？

貴方「何で謝罪してるの？」

意味が分からない

謝罪されるようなことをされた覚えがない

疑問に思っていると、スクアーロは口を開いた

ｽｸｱｰﾛ「お前には何時も迷惑かけてばっかりだ、今日の件やあの時だって」

そう言われて僕は無言で首を横に振った

そんなの言われたくて、僕はこんなことしてるわけじゃない

ただ自由に生きてる

全ては自分のため

それに...

貴方「...礼を言われるのは柄じゃないしね」

僕が微笑んだら、スクアーロも微笑み返してくれた

ｽｸｱｰﾛ「ところでよぉ、跳ね馬とは上手くやってるのかぁ？」

貴方「....？上手くやってるも何も、別に今まで通りだよ？」

僕は問いに対してそう返した

スクアーロは何故か溜め息を吐く

ｽｸｱｰﾛ「あの根性無しが....」

貴方「あっそう言えば、この前さ」

僕はスクアーロにディーノに言われたことを話した

ずっと俺の側にいてくれっ、て言われたこととか

ｽｸｱｰﾛ「...おい、それって...お前は何て返したんだ？」

貴方「え？普通に、ずっと側にいるよ、何処にもいかないって...」

するとスクアーロは深く溜め息を吐いた

...え...僕、何か悪いこと言った？

ｽｸｱｰﾛ「...お前、言葉の意味取り違えてるだろ」

ｽｸｱｰﾛ「それプロポーズだぞ」

.........プロポーズ？

貴方「はぁあああ?!」

えっマジで？

プロポーズってあのプロポーズ？

じゃあディーノは恋愛的な意味で僕を？

そう思うと自然と顔が集まってくるのが分かった