並盛中学校の先生始めました (ページ41)

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四十一日目「番犬に」ページ41

貴方「ノーノさん、こんにちは」

リング争奪戦が終わって、数日後

僕はノーノさんが入院している病院に来ていた

教師の仕事があるから中々来れないが、二日に一度はお見舞いに来ている

でも今日はノーノさんのお見舞いだけじゃない

ノーノ「いらっしゃいハルキちゃん、今日も来てくれて有難う」

お礼を言い微笑むノーノさん

その微笑みは何処か悲しげだった

それには理由がある

何故ならば今日は

今日がヴァリアーの処分を言い渡す日だからだ

僕はその為に此処に来た

僕は花瓶に花を変え、カーテンを開いた

貴方「ん、やっぱ並盛の風は気持ちがいいな」

背伸びをしながらそんなことを呟く

すると次の瞬間、扉が開かれた

ノーノ「やぁいらっしゃい」

ノーノ「VARIA幹部諸君」

そこにはヴァリアーのボス含め幹部達がいた

その表情からどうやら覚悟を決めたらしい

当たり前だ

ボスを殺そうとしたんだ

罪は重い

ノーノ「早速だが、今日呼ばれた意味は分かるかね？」

ｻﾞﾝｻﾞｽ「...........」

ザンザスさんは答えない

だが、よく分かっているはずだ

その過程で、ノーノさんは話を進めていく

ノーノ「それでは処分を言い渡す」

そう言うと、病室は静まり返る

全員に緊張が走り、全員が唾を飲む音が聞こえる

貴方「...部外者の僕が口出しするのもなんやけど」

が、僕は静寂を切り裂いた

そうするとヴァリアーの人達が僕を見る

貴方「ヴァリアーは戦力的には申し分あらへんし、番犬にするにはうってつけやと思うんや」

貴方「ヴァリアーがしたことは許されることではないけど、九代目直属独立暗殺部隊ヴァリアーとして継続させるっていうのもありとちゃいます？」

そう聞くと、ノーノさんは笑みを漏らした

ノーノ「ふふっ...ハルキちゃんも言うようになったね、私は嬉しいよ」

僕は何時もなら笑い返すが、笑い返さずに応答を待った

ノーノ「それでは処分を言い渡そう、VARIA諸君」

ノーノ「君達の処分はハルキちゃんの言った通り、私の直属につき、一週間後から今まで通り働いてもらおうか」

...良かった

僕は安心して胸を撫で下ろした

貴方「ノーノさんもお人が悪いわ、最初っからそうするつもりやったんやろ？」

それを聞いたヴァリアー達は驚きで声も出ない様子