五日目 「Please!!」 ページ5
次の授業では、自分の担任してるクラスだったっけ
いままで授業がなかった僕は休憩をしていた
休憩がもうそろそろ終わりそうになり、僕は慌てて席を立った
適当に道具を一式持って
急がなきゃ!!
そう思い僕は教室へと駆け出した
教室につき入った瞬間にチャイムが鳴った
まぁギリギリってとこかな...
貴方「じゃ授業を始めるよー、教科書を開いて...」
...やってしまった
これ教科書じゃなくて、この間買った雑誌やんけ
しかも可愛いワンチャン特集のやつ
思わず僕は一瞬固まってしまう
...どうしよう、もう少しちゃんと見て持ってこれば良かった
クラス女子「せんせー？どうしたんですか？」
突然のことにみんなザワザワと騒ぎ出す
僕は慌ててその雑誌を閉じ、口を開いた
貴方「...あはは、何でもないよ」
大量の汗をかきながら僕はそう言った
一応僕の得意科目は国語だ
国語の教師の力、見せつけるしかない!!
貴方「じゃあ１３６ページを開いて」
確かこのページがいまの範囲のところだったはず
貴方「いまからの授業では前回と同じ太宰治が書いた走れメロスをするよ。」
貴方「それじゃあ、走れメロス!!、と文にあるけど作者は何を思って書いたと思いますか？」
...良いぞ...いける!!
僕は絶対的自信をもって、そう言った
そして一人の生徒が手を挙げた
クラス女子「...先生...あの...ページ数違いますよ？」
.............Oh
貴方「...誰か教科書貸してくれない？」
クラス女子「せんせーに貸したら私達が見れなくなっちゃいますよ」
そう一人の子が軽く笑うと、周りの人達も一斉に笑い出した
貴方「あはは...そう...だよね...」
やっぱり...ダメだったよ...
僕は両肩をガックシ落とした
今日は更に自分に自信がなくなった日だった
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須塔(プロフ) - 江戸猫さん» 有難うございます!!頑張ります!! (2018年4月7日 11時) (
レス) id: 74437b1eb3 (このIDを非表示/違反報告)
江戸猫 - 面白いから頑張ってね (2018年4月7日 11時) (レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つばさ | 作成日時：2018年4月2日 12時
