並盛中学校の先生始めました (ページ34)

今日:2 hit、昨日:13 hit、合計:37,561 hit

三十四日目「鎌」ページ34

貴方「...普段の僕は標準語使ってるけど、実は僕関西弁やねん。何年か使ってなかったからいつの間にか標準語になってたけど」

貴方「君も中々やなぁ、そんなに雰囲気変えられるなんて」

僕は腕まくりをし、目を見開いた

ゆっくりと歩み寄りながら、炎を飛ばす

それに対抗し、彼も炎を飛ばしてくる

だが、あと残り数メートルになったところで、彼が力尽きたよう

貴方「...はよリング渡して降参し、僕も生徒を傷つけとおない」

大河「......」

だが、彼はゆっくりと立ち上がった

...言うこと聞かん奴やな

これだから問題児は

僕は髪の毛を掻き上げ、呆れていると

彼は目を閉じた

断罪をまつ罪人のよう

まるでここは処刑台の上のようだ

貴方「なっ?!」

僕はまだ刃を下ろせない

大河「早く鎌を下ろしてね、その方が楽に早く死ねるから」

大河「僕が処刑されるべき罪人、ハルキさんは僕を処刑するべき死刑人」

大河「さっ早くしてよ」

...楽に死ねるか

死に方に楽とか、そんなのはないと思う

それに僕は鎌なんて物騒なもの持ってないし

持てない、持つ勇気ないや

貴方「...僕には君が何考えてるかなんて分からないし、昔の君がどんな性格でどんなことやってたのかなんて知らない」

貴方「でも、それでも君が生まれてよかったって」

貴方「君と出会えてよかったって、そう思ってるよ」

こんなときに笑うだなんて巫山戯てるだろうけど

僕は至って真剣だ

でも死ぬかもしれない戦いでこうして笑うなんて僕は甘すぎるかな

貴方「君とは違う出会い方がしたかったな...」

そっと耳打ちをし、僕は軽く首にチョップを噛まし彼を気絶させた

そしてリングを完成させ、彼をおぶった

ﾁｪﾙﾍﾞｯﾛ「たったいま、紅ハルキがリングを完成させましたので勝者、紅ハルキ」

チェル「明晩の対戦は霧となります、それでは」

そう言うとチェルベッロさんは去っていった

ﾘﾎﾞｰﾝ「よくやったなハルキ」

貴方「うん、でもちょっと待ってね」

僕はザンザスさんの方に向かった

そして前に碧木君を寝かせる

貴方「...ザンザスさんが何かを企んでいるのは確かだけど、僕にはそれを止められる程の力はないし、止める権利もない」

貴方「でも、後悔するならやめた方がいいよ」

それだけ告げ去ろうとすれば、ザンザスさんは後ろで鼻で笑った

僕も思わず鼻で笑ってしまった