三十日目 「結構痛い」 ページ30
あのペンダントってもしかして！
僕は自分の首からかけていたペンダントを見た
やっぱり...そっくりだ...
と言うことはだぞ？
あの二人が僕の御先祖様?!
マジか?!マジでか?!
こんな形で御先祖様をお目にかかれるなんて
それよりこのペンダント、なんか光ってね？
光ってるよね？
驚くことにそのペンダントから有り得ぬほどの光が漏れ出していたのだ
...まさか...このペンダントがこの夢を？
うん、きっとそうだ
僕馬鹿だからよく分かんないし
そういうことにしておこう!!
レイン「えっ?!こんな高そうなペンダント貰えないよ!!」
ニーノ「高そうなペンダントか...実はこれ俺がお前の為に作ったんだぜ」
そう言うと彼はニカッと笑った
その微笑みはまるで太陽のよう
ポカポカと暖かく眩しい
レイン「えっ?!私なんかの為に...有難うニーノ!!」
そこからは何かイチャイチャを見せつけられて
何か寂しくなってきた
僕、未だに独身で一人だし
結婚願望もないから
見てると何か現実が胸に突き刺さるよ
ニーノ「あと...俺.....俺と結婚してくれ!!」
ほら、こうなった
もう僕の心には沢山の矢印が突き刺さってる
痛いな、結構痛いんだよな
レイン「うっうんっ!!」
そう言うと彼女はぶわっと泣き出した
でもこうやって御先祖様が結ばれたんだね
めでたしめでたしだね
そう思った矢先、景色はガラッと変わり屋敷は炎で包まれていた
えっ?!一体どういうこと?!
一体...何が...
僕は慌てて屋敷に入ろうとしたが、正面玄関は炎で塞がれている
いや...待てよ
姿が見えていなかったということは、壁のすり抜けも可能なんじゃね？
ふと思いついた
でもな...壁に勢いよく打たれたら痛いし...
それでも、行かないと!!
僕は覚悟を決めて正面突破
すると見事に壁をすり抜けられました
何か幽霊にでもなかった気分だな
いや死んでないからね？
僕はまだ生きてるから!!
そんなツッコミをいれながら、屋敷の中を駆け回っていた
すると一つの部屋の扉が開いていることに気が付いた
自然と体が動き、その部屋に入った
そこには何と幾つかの人影があった
一つはレインさん、周りには赤子が一人子供が二人
そして瓦礫の下敷きになっているニーノさん
瓦礫を退かそうと必死だったが、女性の力では到底無理だ
その様子から助かる方法は、彼を置いて逃げる方法しかないのだと言う事実だった
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須塔(プロフ) - 江戸猫さん» 有難うございます!!頑張ります!! (2018年4月7日 11時) (
レス) id: 74437b1eb3 (このIDを非表示/違反報告)
江戸猫 - 面白いから頑張ってね (2018年4月7日 11時) (レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つばさ | 作成日時：2018年4月2日 12時
