二十日目 「信じる」 ページ20
貴方「はい、じゃあこの問題分かる人ー」
この前は過去の話や僕が記憶喪失だってことを聞いて、混乱していた
でも、脳天気な僕は立ち直りが早かった
いまだって元気に教師してる
それが何よりの証拠だ
貴方「うん、それじゃあ続いて板書書いてくよ」
こうして教師の仕事や修行だって順調だ
クラス女子「先生!!絶対その文、間違えてます!!」
貴方「えっ?!あっ本当だ!!」
こうして間違えを指摘される事もあるけど
てか、可愛いワンチャンって...なに書こうとしてたんだろう...
わわっ恥ずかしい!!
僕は恥ずかしかったが、必死に黒板消しを動かした
まぁ兎に角、順調です
修行なんか、大分進んで自分の意志で炎が出せるようになった
あっ完璧じゃないけど
たまに気が付けば、右手燃えてたりするし
だから隠したり、誤魔化したりするのが大変
あと、あの視線はまだ消えない
碧木君と目が合えば笑い返してくれる訳だけど
何処か寂しげな横顔
気になって仕方ない
けど、僕が捜索して良い訳ないからね
僕は少し目を細めて、碧木君を見た
彼は一体何者なのだろうか
両親もいなければ、家族もいない
そして生まれ故郷はイタリアだ
悪いけど怪しいと思って、リボーンに調べて貰った
本当に悪いと思ってる
でもこの時期にイタリアからの転校生は怪しすぎた
だってヴァリアーかもしれないし
だけど、それが分かったところで僕は何もしない
疑って問いただしたり、責めたりなんかしたくないしね
碧木君の担任の教師として
何より信じてあげたい、信じたい
だから僕は、彼を信じる
やっぱ...こんなに偉そうなこと考えるなんて柄じゃないや...
僕はふと笑みを漏らした
でも順調な分、一日に一回くらい不良に絡まれるようになっちゃった
...あはは...本当...勘弁して欲しいよ
何か日常的になってきてる
ほらいまだって胸ぐら掴まれて、殴られそうになってるから
貴方「ひぇえお許しを?!」
何時もなら僕が殴られて終わりなんだ
だけど、その痛みは何時まで経ってもやってこない
それどころか、胸ぐらをパッと離される
貴方「えっ...？」
急に離されバランスが取れなかったところ、背中を誰かが支えてくれた
それは碧木君だった
大河「やぁハルキさん、奇偶だね」
大河「こんなところで会うなんて、僕達はやっぱり運命の糸で繋がってるんだ」
でも今日の碧木君はちょっと変だ
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須塔(プロフ) - 江戸猫さん» 有難うございます!!頑張ります!! (2018年4月7日 11時) (
レス) id: 74437b1eb3 (このIDを非表示/違反報告)
江戸猫 - 面白いから頑張ってね (2018年4月7日 11時) (レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つばさ | 作成日時：2018年4月2日 12時
