二十七話 本人は嫌い ページ27
黒曜ランドの中はもうボロボロで上に上がるためのすべの階段は壊されていた
途中で携帯が落ちていたが、どうやら持ち主は雲雀恭弥らしい
階段を探して遂に非常用のハシゴを見つけたが、その前に立ち塞がったのはヨーヨーを使う柿本千種だった
此処は獄寺隼人が引き受けるとのことで、僕達は二階へまた三階へと上がった
三階はどうやら映画館だったらしい
中に入れば、如何にも怪しそうな奴がいた
彼奴が人質だと言い前に出る綱吉を手で制し、それ以上前に出させないようにした
「...彼奴は六道骸、本人だよ」
気配からして怪し過ぎる
骸「クフフッ...流石ですね綾瀬行賭...君はそこにいるのには惜しい人材だ」
「...そりゃあどうも」
僕に向って微笑んできたので、嫌味ったらしい笑みを返しておいた
すると急に扉が閉まったのでそこを向くとフゥ太がいた
綱吉達が心配して駆け寄るとフゥ太は無言でビアンキを刺した
綱吉「ビアンキ!」
横目に六道骸を睨み付けると、六道骸がこのやり取りを見て楽しんでいるように見えた
それからフゥ太は武器を振り回し綱吉に襲い掛かる
何かが可笑しい、何時ものフゥ太じゃない
よく見たら目の奥に光がない、誰かに操られているような...
「...マインドコントロール」
リボ「ゆきの言う通りだぞ、フゥ太は骸に操られてるみたいだ」
それからリボーンは綱吉に跳ね馬から貰ったムチを渡した
すると綱吉は直接骸を狙おうと、六道骸の方に向かっていった
綱吉を追い掛けてフゥ太もついていく
ムチを力いっぱい振るうが、素人には到底無理で綱吉は自らの足に引っかけ転けていた
そのムチはフゥ太にも絡まっていた
フゥ太がその武器に手を伸ばす中、綱吉はそれを払い除けた
フゥ太は武器を手に取り、綱吉に突き刺そうとする
綱吉「お前は悪くないぞ」
が、その一言でフゥ太はピタリと止まった
綱吉「全然お前は悪くないんだ、みんなフゥ太の味方だぞ、安心して帰ってこいよ」
...成程...マインドコントロールには一番これが効くのか
するとフゥ太はマインドコントロールが解けたのか自我を取り戻しその場に倒れた
それから六道骸が挑発するように言葉を発し綱吉は向かっていった
...僕は此処で見ているだけで良いのか？
綱吉が目の前で戦ってるのに、動けよ僕の足!!
何もせず帰るなんてタダの足で纏じゃないか!!
カキンッ
次の瞬間、気が付けば僕の手からナイフが放たれ六道骸の武器を突き飛ばしていた
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二ーノ(プロフ) - 結由さん» わわっ有難うございます、はい頑張ります!! (2018年1月20日 13時) (
レス) id: da3258a7f8 (このIDを非表示/違反報告)
結由(プロフ) - すごく面白かったです。『え？もっと読みたい』ってなりました。更新無理せず頑張ってください！ (2018年1月20日 13時) (レス) id: 6676595c60 (このIDを非表示/違反報告)
ユウK(プロフ) - さなさん» 有難うございます!!頑張ります!! (2017年12月27日 7時) (レス) id: 6142a92764 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 面白いです！すごいうまくて、更新頑張ってください！ (2017年12月27日 7時) (レス) id: 0c95e52db9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚犬 | 作成日時：2017年12月9日 16時
