三十三話 辛気臭い話は嫌い ページ33
夕飯を食べ終え、暫くしてリボーンが部屋に入ってきた
リボ「ゆき、これがお前のリングだ。因みに俺の生徒である限り拒否権はないに等しいぞ」
「...分かったよ、ところでこのリングはなんのリングなの？」
リボ「夜空のリングだぞ」
....夜空？
確か初代にしかいなかったって書いてあったけど...
俺に夜空の波動が流れてるってことなのか？
リボ「まっ細かいことは気にするな、心配しなくても俺がみっちり鍛えてやる」
「体が幾つあっても足りなさそうだ」
それだけ言い軽く笑うとリボーンはリングを置いて去っていった
俺は夜空のリングを眺めた
確か初代夜空の守護者は、門外顧問の初代雲の守護者の補佐だったとか...
まぁ僕には関係ないから別に興味はないけど
門外顧問に入るのもごめんだし、誰かの下につくのもごめんだしな
椅子にもたれ掛かり、足を組みダラりとしながら天井を見上げているとドアがノックされ入ってきたのは母と父だった
入るなりジロジロと僕の部屋を見てきた
「....なに？」
僕はヘッドホンを外し両親に問い掛けた
賭奈「こう言うの本当、好きなのね〜。ゆき君が変わってなくて安心したわ〜」
行仁「行賭...父さん達から実は大事な話があるんだ」
そう言うとさっきまで微笑んでいた母さんも真剣な顔をして僕を見つめた
その様子に僕は思わず唾をゴクリと呑み込んだ
その話と言うものがどういうものかは自分が
分かっていた
行仁「実は父さん達の本当の仕事は「...門外顧問CEDEF」....?!」
僕は被せるようにしてそう言った
そのことに両親はとても驚いていた
「...僕は気にしてない、いままで嘘つかれたことがショックで不貞腐れてたけどリボーンのおかげで立ち直ることが出来た、だから気にしてないよ」
そう言い僕は両親に微笑んだ
無理矢理にでも笑って見せなければならない気がした
母は泣きそうになるのを堪えて僕に抱き着き、父も泣くのを堪えずっと僕に謝ってきた
...こうさせてたのは僕だ
家庭教師としてリボーンをつけたのは父さんだって目星は付いてる
母さんが何時ものように奈々さんに電話をかけて僕の様子を聞いてることくらい僕は知ってる
だから...泣かないでよ...
僕まで悲しくなるじゃん...
僕はそんな中、静かに涙を流した
(涙なんて、もうとっくに枯れたかと思ってた)
(でも、やっぱり悲しい時には)
(出るもんなんだね)
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二ーノ(プロフ) - 結由さん» わわっ有難うございます、はい頑張ります!! (2018年1月20日 13時) (
レス) id: da3258a7f8 (このIDを非表示/違反報告)
結由(プロフ) - すごく面白かったです。『え？もっと読みたい』ってなりました。更新無理せず頑張ってください！ (2018年1月20日 13時) (レス) id: 6676595c60 (このIDを非表示/違反報告)
ユウK(プロフ) - さなさん» 有難うございます!!頑張ります!! (2017年12月27日 7時) (レス) id: 6142a92764 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 面白いです！すごいうまくて、更新頑張ってください！ (2017年12月27日 7時) (レス) id: 0c95e52db9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚犬 | 作成日時：2017年12月9日 16時
