395色目 ページ46
少しのとっかかりに躓く
「げふっ!」
今回は包丁が派手に転んだ
「!!大丈夫っ包丁君」
「派手に転んだなぁ」
「大丈夫ですかっ包丁」
「うぅ…痛ぃ…」
ハーフパンツを履いていたため膝を少し擦りむいて血が出た
「やっぱ手を繋いでいた方が良かったわ…手当できるもの取ってくるので先に船長さんの所に行っててください」
「泣かねぇのはえれぇじゃねぇか」
マルコが、膝の傷を触らない様ひょいと抱き上げて、腕に座らせるように抱いてくれた
その後クシャクシャと頭を撫でられる
そして歩き出したのでこのまま行く様だ
他の短刀達はナースが即座に手を繋いでいた
「オヤジ、着替えたから見せにきたよぃ」
「グララ、似合ってんじゃねぇかおめぇら…ソイツはどうした」
「さっき派手にすっころんでな、今ナースが手当するもん持ってきてくれる」
「マルコ隊長の服をちょんと掴んでるのが可愛いっ」
「どこを掴んでいいか分からなかったのねっ」
白ひげの近くにいたナースたちが、天使たちの登場にきゃっきゃしていた
「親子みたいに見えますよ」
「マルコの子にしちゃ可愛すぎるだろｗｗ」
「確かにｗｗ」
言いたい放題言われる白ひげ一番隊の隊長
「蹴り倒すぞぃ」
「お待たせ包丁君…マルコ隊長そのままどこかに座ってください」
近くの樽の上に座り、その膝の上に包丁を乗せて擦りむいた足を手当てし易い様にこちらに向けてくれた
「おぉ、びっくりするぐらいやわらけぇな」
「隊長だってこんなときがあったんですよ」
「もう忘れ去ったな」
「あまり大きな傷じゃないから7日以内には綺麗に治ってるわよ」
そうじゃないと知ることになるのはもう少し後のことだ…これがかなりの波紋を呼ぶことになるとは短刀達誰もがこの時点で思ってもいなかった…というより、主呼び同様色々ありすぎて忘れてしまっていた
初めは気を付けていたが、安心もあり忘れていたのだ
「はい、おしまい」
「ありがとう」
「どういたしまして」
可愛いっと包丁の顔に顔を寄せて頬ずりする…やっぱりAと違う…優しく触れられてるハズなのだが
「くあっ…」
「ん…」
小夜を除いた短刀達があくびと目をこすり始める…眠くなってきたのだろう
「あくびまで可愛いなんてっ」
「見た!?今のあくびっ可愛いっ」
「眠いのか?」
「小さい子は眠くなっちゃうんですよ…お昼寝の時間ですね」
多分抱っこして背中をトントンしたら直ぐ夢の中ですよ
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べっこうあめ(プロフ) - コメントありがとうございます、初めは怪我をさせるつもりは無かったのですが、小さい子はよくこけるイメージなのと、こけたら絶対可愛いのでやりました。秋田君をこけさせようと思いましたが流石に学習するかなと包丁君にこけてもらいました後悔はしていない (2022年7月28日 0時) (
レス) id: b068b62b54 (このIDを非表示/違反報告)
とある本丸の審神者 - いつも楽しく見させていただいております！ん？待って待って待って…ワンピの世界に審神者居ないんだったらどれだけ手当しても治らないんじゃ…（；^ω^)審神者とお兄様たちの反応が怖いよ〜((；ﾟДﾟ)) (2022年7月27日 23時) (レス) @page47 id: e4707f5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
魅髑(プロフ) - 初めまして 355話の薙刀の登場文が巴形2振りになってます どっちかが静形ですよね？ (2022年6月16日 23時) (レス) @page6 id: 1199b4c68b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べっこうあめ | 作成日時：2022年6月12日 14時
