393色目 ページ44
「アレか、俺たちがオヤジって呼んでんのと同じか」
「あぁ、成程な」
オヤジは偉大だが偉ぶってねぇもんな
イゾウのその一言で納得するエース
「あ、主さまはとってもお優しいんです」
「絶対俺たちを怒ったり、叩いたりしないんだ」
「失敗しても、次に活かせばいいって笑って言ってくれるんです」
「大将の懐は居心地がいいんだよ」
「…いつも笑って撫でてくれるんです」
「皆その人のこと大好きなのね」
「「「「はいっ!/うんっ!」」」」
「可愛いっ」
「どうにかずっとここに置いておけないかしら」
「よっしゃ、取敢えずできた…食堂行って微調整だな」
この会話の最中にもう四人分の椅子が形になっていた…流石仕事が早い
「すっごーい!もう出来てる!」
「早いですっ」
短刀達の尊敬のまなざしを一身に浴びる船大工たちはどこか誇らしげだ…ドヤ顔もかましている
「一瞬あの顔に火拳をかましてやりたい気分だぜ」
「俺も…あの顔面にぶち込みてぇ」
隊長二人は物騒なことを言っているが
「お前ら食堂行くぞー」
「転んだら危ないからお姉さんたちと手を繋いできましょうね」
ナース三人が両手に二人ずつ、一人は小夜と手を繋いで食堂まで連れていてくれた
小夜的には、手は繋がなくても転ばないと言いたかったが、無言の圧が強かったので言わないでおいた
「過保護だな」
「過保護か」
「こんな小さい子が怪我したら可哀そうじゃないですかっ」
「小夜は?」
「小夜君もです」
俺たちではどうにもできないんだスマンという顔を向けられて、これは諦めるしかないのだということを悟る
Aとよく手を繋いでいるので嫌ではないが、どこか違和感がある
食堂に行って、乗ってみて、また戻ってきて微調整をして…椅子が出来上がった
そして、それはもう食堂に運び込まれた
お礼を言って船大工と別れると、丁度買い物に行っていたマルコ達が戻ってきた
後ろにいる隊員たちは、大量の袋を抱えていた…本当に店ごと買ってきたようだ
「戻ったよぃ」
「おかえりなさーい」
「…お帰りなさい」
「おぅ、ただいま」
「お帰りなさいって何年ぶりに言われた?」
「何十年ぶりの間違いだろ…」
短刀達にお帰りと言われ何故か感動しているオジサンたち
それを冷えた目で見つめているナースたち…差が激しい
「この子たちの服が手に入ったんですね?」
「あぁ」
「じゃあ、今からお着換えね!」
「どんなのがあるのかしらっ」
今からレッツラお着換えタイムだ
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べっこうあめ(プロフ) - コメントありがとうございます、初めは怪我をさせるつもりは無かったのですが、小さい子はよくこけるイメージなのと、こけたら絶対可愛いのでやりました。秋田君をこけさせようと思いましたが流石に学習するかなと包丁君にこけてもらいました後悔はしていない (2022年7月28日 0時) (
レス) id: b068b62b54 (このIDを非表示/違反報告)
とある本丸の審神者 - いつも楽しく見させていただいております！ん？待って待って待って…ワンピの世界に審神者居ないんだったらどれだけ手当しても治らないんじゃ…（；^ω^)審神者とお兄様たちの反応が怖いよ〜((；ﾟДﾟ)) (2022年7月27日 23時) (レス) @page47 id: e4707f5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
魅髑(プロフ) - 初めまして 355話の薙刀の登場文が巴形2振りになってます どっちかが静形ですよね？ (2022年6月16日 23時) (レス) @page6 id: 1199b4c68b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べっこうあめ | 作成日時：2022年6月12日 14時
