392色目 ページ43
昼食を終えてマルコは一番隊の隊員数人を引き連れて島の子供服を買占めに行った
行ってらっしゃいと見送ってくれる短刀達に、皆心なしかメロメロな様だった
「可愛いな」
「俺、初めて子供が可愛いって思った」
「ちょっと怯えられてるけど、わざわざ行ってらっしゃいって見送りに来てくれるなんてな」
「おめぇら顔が緩んでるぞぃ」
船にいる短刀達は、自分たちが座る椅子が作られる様を見ていた
マルコが行きがけに船大工たちに頼んだものだ
「ちょっくら座高を測らせてくれ」
「はーい」
いい子のお返事をした包丁から順にメジャーで座高を測っていく
そこへ、大きな影が上から複数かかりそこだけ日影になる
「君達か、エースが連れてきたおチビさんたちは」
「…想像以上に小さいんだな」
「ブレンハイムに潰されちまいそうだな」
上からそんな声が聞こえてきて、上を見ると…まぁ、厳ついオジサンたちが3名
それにぴゃっ!?っと驚いた短刀達は、近くにいるエースやハルタ、イゾウの後ろに隠れる
「隊長たち、今座高測ってんですからチビたちを怯えさせないでくださいよ」
作業が進まねぇと船大工から抗議が上がる
「怯えられてやんのｗｗｗ」
「サッチとマルコが大丈夫なら俺たちでも大丈夫だろう!?」
エース達よりでけぇおっさんじゃねぇかと今ここにはいないマルコとサッチにブーイングが
「隊長さんたち、子供たちを怯えさせないでくれます?」
そこに、ナースたちも寄ってくる
「そんなつもりはなかったんだがな」
「…花の匂いがします」
ビスタの近くにいる小夜がバラの花の匂いがすると敏感に嗅ぎ取る
「ビスタ隊長はバラを育ててるのよ」
「僕たちも本丸で、一から花壇を作ってお花を育てています」
「あ、主さまと一緒に作りました」
「なぁ、思ってたけどよ、そのちょくちょく出てくる主ってのは?」
色々なことがありすぎて、すっかりAのことを審神者名で言うのではなく、主と言ってしまっていたことに指摘されて今更気づく
「主さまは、我々をまとめて下さっている屋敷の主人です」
「…僕たち、主さまに助けてもらったから…敬意を込めてそう呼んでるんだ」
呼び方は人それぞれなんです
こんのすけと小夜が説明する…まぁ、助けて貰ったから主と呼んでいるわけではなく人柄に惹かれてそう呼んでいるだけだが、嘘は言っていないのでそういうことにしておく
「一番上にいるエラそうな奴ってわけでもなくてか?」
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べっこうあめ(プロフ) - コメントありがとうございます、初めは怪我をさせるつもりは無かったのですが、小さい子はよくこけるイメージなのと、こけたら絶対可愛いのでやりました。秋田君をこけさせようと思いましたが流石に学習するかなと包丁君にこけてもらいました後悔はしていない (2022年7月28日 0時) (
レス) id: b068b62b54 (このIDを非表示/違反報告)
とある本丸の審神者 - いつも楽しく見させていただいております！ん？待って待って待って…ワンピの世界に審神者居ないんだったらどれだけ手当しても治らないんじゃ…（；^ω^)審神者とお兄様たちの反応が怖いよ〜((；ﾟДﾟ)) (2022年7月27日 23時) (レス) @page47 id: e4707f5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
魅髑(プロフ) - 初めまして 355話の薙刀の登場文が巴形2振りになってます どっちかが静形ですよね？ (2022年6月16日 23時) (レス) @page6 id: 1199b4c68b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べっこうあめ | 作成日時：2022年6月12日 14時
