389色目 ページ40
「お前ら兄弟いたのか」
「さ、小夜君以外･･･僕たちも兄弟です」
「でも、小夜君も大切な仲間であり、家族なんです」
「お前ら互いが大切なんだな」
エースに連れられて、デッキから船内へと入ってく･･･中々大きい船だと思っていたが想像通り中も複雑そうだ
あまり動き回ると迷ういそうだとキョロキョロする
本丸も大きいが、もう勝手知ったるなので本丸内で迷うこと等ない･･･それに、迷ってしまっても男士の誰かの気配や、Aの霊力を辿ればいいのだ
ここだ、二段ベッドだけど大丈夫か?
エースが開けたのはごくシンプルな誰も使っていない部屋のドア･･･そこに二段ベッドが壁際に二つ置かれていた
奥には小さな机と椅子も二組ずつあり、クローゼットもある…想像していたより広い
全員を確認したわけではないが、気配的に中々の人数がこの船に乗っていると思われる
「･･･皆の大きさだったら、下に二人ずつ寝れると思う」
僕がどっちかの上に寝るよ
「俺、上で寝てみたい」
「･･･落ちて怪我したら、主さまが悲しむよ」
「それはヤダっ主を悲しませるのは」
一応、二人ずつ下の段に寝転んでみたが、余裕だった･･･下なら落ちてもそこまで大怪我にはならないだろう
端の方には一応柵もついていることだし
「おーい、メシできたってよ」
「そのリュック置いて食堂行こうぜ」
呼びに来てくれたイゾウ、ハルタとエースと共に食堂へと向かう
「おｗ来たかちび共･･･好きなとこに座ってくれ･･･って、どうした?」
サッチがそう声をかけるが、短刀達は入った瞬間エースの後ろに隠れてしまった
珍しいにも程がある、普段接すること等ほぼない小さい子供に、興味津々のクルーたちが一斉にこちらを見たからだ
「厳ついおっさん共にいきなり一斉に見られて怯えてるじゃねぇか」
「大丈夫だよーいきなりは襲ってはこないハズだから」
「いや酷い言い草過ぎねぇかハルタよ;;」
「サッチが大丈夫だったからお前らも慣れれば大丈夫じゃねぇか?」
「エース隊長も大概ひでぇ」
確かになとゲラゲラ笑っているクルーたち
「取り敢えず、ここら辺に座るか」
まだ昼食が始まって少ししか経っていないからかまだクルーもそこまでいないのでごちゃごちゃしてはいない
もう少し経つとごった返してくるだろう
空いている一角に短刀達を座るように促す･･･テーブルには食事はないがどうするのだろうか
「俺が取ってくるから座って待ってろな」
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べっこうあめ(プロフ) - コメントありがとうございます、初めは怪我をさせるつもりは無かったのですが、小さい子はよくこけるイメージなのと、こけたら絶対可愛いのでやりました。秋田君をこけさせようと思いましたが流石に学習するかなと包丁君にこけてもらいました後悔はしていない (2022年7月28日 0時) (
レス) id: b068b62b54 (このIDを非表示/違反報告)
とある本丸の審神者 - いつも楽しく見させていただいております！ん？待って待って待って…ワンピの世界に審神者居ないんだったらどれだけ手当しても治らないんじゃ…（；^ω^)審神者とお兄様たちの反応が怖いよ〜((；ﾟДﾟ)) (2022年7月27日 23時) (レス) @page47 id: e4707f5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
魅髑(プロフ) - 初めまして 355話の薙刀の登場文が巴形2振りになってます どっちかが静形ですよね？ (2022年6月16日 23時) (レス) @page6 id: 1199b4c68b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べっこうあめ | 作成日時：2022年6月12日 14時
