496色目 ページ47
「謙信君は、主のこと嫌っては無いから…嫌いにならないであげてね?」
『私、嫌われてても、嫌われても嫌いになったりしないよ?』
「ややこしいね;;」
そこから報告書を書き上げて、沖田組と光忠と少しのんびりしているとパタパタと軽い足取りが複数こちらに近づいてきた
「主さーん、謙信を本丸案内してきたよー」
「燭台切さん、お部屋は長船派のお部屋でいいんですよね?」
「謙信君は僕と小竜君と同じ部屋がいいかい?それとも別がいいかい?」
「光忠達と同じでいいぞ」
『そう言えば、光忠君は鶴丸君達と同じじゃないんだね』
この本丸では長船派どうし相部屋で鶴丸と大倶利伽羅が相部屋らしい
伊達組ではないようだ
部屋割りについては一切干渉しておらず男士達に任せているし、よくお邪魔するのは粟田口の部屋なので今更ながら部屋割りの一部を今知った
「できるだけ刀派で分かれた方が主も分かりやすいだろうと思ってね」
『部屋割りで私のこと気にしなくてもいいんだよ?でも、ありがとう』
もし部屋替えとかするなら鍛刀していない時でお願いします
「あ、主さま…今はお忙しい…ですか?」
『今は暇してるよ』
「じゃあ一緒に遊んでください主君」
「遊ぼう、主さん」
『可愛い子たちからお誘いしてもらったからちょっと行ってくるね…清光君達もありがとう』
部屋から出て行く間際、ナデナデと二人の頭を撫でて出て行くと、周りにいる短刀達が僕も、僕もと強請ってきたので心置きなく撫でておいた
謙信とはまだ仲良しではないので触らない方がいいかなと止めておいた…謙信が少し寂しそうな顔をしていることには気づいてはいなかった
「主ーもう少ししたらお昼だからいい時間になったら厨に来てね!」
『あ、はーい!』
「主、くすぐったか」
「あ、主さん見てください!こんなに豊作…」
「きゃーっ!なんでこんなところに持ってきてるのっ!?」
「…兄弟…主に見せなくていい」
馬糞がこんもり入ったバケツを、厩から持ってきて態々見せに来た鯰尾
それにドン引きした乱が薬研の後ろに隠れる
なんで俺の後ろに隠れるんだと言っている薬研に、主さんは盾にできないもんと言っていた
『内番お疲れ様二人とも…ホントだ…豊作だね』
「あー!新入りですか?君も馬糞投げる?」
「ば、馬糞?投げる?;;」
「馬糞は嫌いなやつに投げるー」
『(ハッ!?わ、私に…投げられる!?)』
「主さんには誰も投げないよ」
『なんで思ってることがわかったの?乱ちゃん;;』
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べっこうあめ(プロフ) - ありがとうございます。修正いたしました (2022年10月20日 12時) (
レス) id: b068b62b54 (このIDを非表示/違反報告)
萢 - 初めまして?ですかね。えっと440色じゃなくて490色かと思われます。修正お願いします (2022年10月20日 12時) (レス) id: 08d4531c1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べっこうあめ | 作成日時：2022年9月5日 1時
