492色目 ページ43
『切れたリンゴからやっていこうか･･･交代でやってみる?』
そんなに難しい工程とかないから
「わたくしでもできるのですか、あるじさま」
『できるできる、じゃあ白山君からやってみる?』
ということで、白山がカラメル煮に挑戦だ
『まずは、このフライパンにバターを入れて火にかけて溶かします』
少し大きめのフライパンにリンゴ二個分の分量のバター20グラムを投入して火にかけ溶かしていく
「液状になりました」
『じゃあこの塩水に入れて水けを拭いたりんごを入れて炒めて下さい』
投入したリンゴを自分で軽く炒めてお手本を見せて白山にバトンタッチする
Aがやっていたことを見た白山が同じ様にりんごを炒める
『りんごがちょっと透き通ってきたの分かる?』
「はい、確かに」
『火が通ってきたってことだね･･･透き通ってきたらお砂糖を入れて、レモン汁も入れます』
こちらもリンゴ二個分の分量のグラニュー糖大さじ6とレモン汁小さじ4を入れて炒めてもらう
『茶色くとろみが付くまで中火で焼き炒めをします』
中火はこれくらいかなぁと火加減を調整し、お砂糖が入ってるから焦がさないように適度にこう炒めてねと継続して炒めてもらう
「とろみが付くとは?」
『今はまだ液体がサラサラしてるの分かる?』
少しへらを借りてなべ底を下から上に一回なぞると液体がサラサラと流れていく様が見える
「はい」
『これがもうちょっと粘度が上がって流れる感じが緩くなってきたらトロトロしてきたってこと』
つまり、とろみが付いてきたってことかな
もう少し焼き炒めてもらい焼き色もつけてもらう
『あ、これくらいかな』
焼き色もいい感じに付き、とろみもついてきた
火からおろして別の器に入れてもらう･･･やけどには注意してもらいながら
りんごのカラメル煮が出来上がった
『できたね白山君!とっても美味しそう!』
確かに香ばしくて甘くていい匂いが湯気に乗って鼻まで届いてくる
『じゃあ他の子もじゃんじゃん煮ていこう』
おやつを食べる人数は多いのだ･･･今のところ意外と全員がおやつタイムの時に食べていたりする
甘いのがあまり好きそうでない感じの人でも食べていたのは意外だ
これも、ブラックを経験した所為なのか、個体差なのかは不明だが
白山にも引き続きりんごを剥いて切ってもらう作業をしてもらう
青江、物吉も交互にやってもらったがまだまだ足りないので白山からまた二巡目をしてもらった
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べっこうあめ(プロフ) - ありがとうございます。修正いたしました (2022年10月20日 12時) (
レス) id: b068b62b54 (このIDを非表示/違反報告)
萢 - 初めまして?ですかね。えっと440色じゃなくて490色かと思われます。修正お願いします (2022年10月20日 12時) (レス) id: 08d4531c1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べっこうあめ | 作成日時：2022年9月5日 1時
