486色目 ページ37
『手入れ、手入れっ』
「手入れは手入れ部屋でいいんじゃない?」
『そうだね…ってことだから、皆もう解散して大丈夫だよ』
集まってくれてありがとうと、ボロボロな白山を傷つけないようそっと持って手入れ部屋へと向かったA
「お待ちください主っ」
それを追いかけて行った長谷部…清光は行かないのだろうか
「あれ、清光行かないの?」
「俺はずっと主と一緒にいたから、今回は長谷部に譲ってあげようかと思って」
白山を手入れ部屋に入れて、手伝い札も使って手入れを即完了させた
『おぉぉ!短刀ちゃん達とは違う…刀身が真っ直ぐだこんちゃん、顕現ってどうしよ?』
「取り合えず、話しを聞いて今後どうするかも聞かないといけないので顕現してください」
担当からは許可はとってあります
『了解…あ、顕現したら襲われる…とかある?』
「あぁ〜…ここの皆さまが主さまを恐れていない者ばかりなので忘れておりました…あり得るかもしれません」
刀剣が多い、広い場所で顕現した方が良いかもしれませんね
この白山がいた美咲の本丸か、美咲の本丸になる前の本丸かは不明だがあの人の口ぶりからブラックを経験していることには変わりない…人間を憎んでいてこちらを攻撃するということはあり得る
「なら、粟田口を呼びましょう」
あそこは短刀から太刀までいますので…先に大広間の方へ行っていてください
『お、そうだね…ありがとう了解』
長谷部が粟田口に声をかけてくれると言うので、こんのすけと先に白山を持って大広間に向かうA
『さっきの刀掛けはもう青江君達がしまっちゃったかな?』
大広間をひょっこり覗いてみると、まだ片付けの途中の様で刀掛けはそこにあった
『あ、青江君、この刀掛けはまだ片付けないでここに置いておいてくれる?』
後で私が片づけるから
「いいけど、おや?白山を掛けておくのかい?」
『えっとね…』
「あぁ、成程ね」
僕たちは直接主のことを色々見ているし、毛利藤四郎も主に助けを求めた後だったから顕現しても大丈夫だったけど
「僕も一緒にいようか」
『本当?わぁｗｗ心強いｗｗ』
やったぁと喜ぶAに粟田口が来るなら僕は別にいいのでは?と思ってもいたがこれ程心強いと喜んでくれるAに軽く言ってみただけだと言えない感じがした
『君がどんな選択をしても、私は君が望む方へサポートするからね』
刀掛けに置いて思わず撫でてしまった…すると、光が溢れて桜の花びらが散る
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べっこうあめ(プロフ) - ありがとうございます。修正いたしました (2022年10月20日 12時) (
レス) id: b068b62b54 (このIDを非表示/違反報告)
萢 - 初めまして?ですかね。えっと440色じゃなくて490色かと思われます。修正お願いします (2022年10月20日 12時) (レス) id: 08d4531c1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べっこうあめ | 作成日時：2022年9月5日 1時
