久遠のカラフルイヤーズ16 (ページ50)

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お互いに贈り物をしあった翌日の事

『そう言えば、こんな感じのまったりしてた日だったよね』

向こうで短刀ちゃん達が遊んでて、石切丸さん達とまったりしてたら寝ちゃってて…そのとき見たあの夢

『正夢だったけど』

「あの時か?」

「確か謎の納屋の」

一緒にお茶をしている鶯丸と石切丸が、丁度あの時一緒に居たメンツで当時を思い出しながら聞き返した

『そうそう』

「謎の納屋?」

当時まだいなかった日向と謙信の二人が不思議そうにしていた
因みに謙信は小豆の膝の上にいたりする

「あぁ、政府でも調査していたあの納屋騒動か」

Aの所だけではなく、審神者レベルの低い審神者の本丸内に出現していたので政府全体で調査、対応に当たっていたため長義も何かしら関わっていたか知っているのだろう

「審神者レベルの低い審神者の本丸に、本丸内に元からある納屋と全く同じものが本丸内の別の場所に出現し、入った審神者が消えるという事件が発生したことがあったんだ」

「ここの本丸にも出現したんだけれど、主は予知夢で回避したんだよ」

「流石主!凄いのだぞ!」

『ありがとう謙信君…あの時は短刀ちゃん達とかくれんぼしてて、先に秋田君が入ってたから流石に肝が冷えたよ;;』

お礼を言って頭を撫でると、謙信も嬉しそうな顔をしていた

『しかも、起きた時は覚えてなかったけど、夢と同じだって気づいたら夢の内容を思い出して怖かったなぁ』

そのとき見た夢を伝えると、謙信たちもひえぇと顔を引きつらせる

「そ、それは怖いのだぞ;;」

『皆頼れるけど、一緒に居たのが石切丸さんたちで心強かったよー』

三日月さんと石切丸さんが揃ってたら万事解決はいおしまい…で、終わる気がするしね

「悪いものは主のために斬るけれど、過剰評価な様な気がするよ;;」

『いいえ、正当な評価です』

本丸内に戻る時も鶯丸君と、小狐丸さんが一緒に居てくれて怖さは吹き飛んじゃったし

『夢の中の短刀ちゃん達もしっかり可愛かったし』

「君は本当に怖がっていたのか?」

この発言で怖がっていたのかと訝し気に長義に見られてしまった…解せぬ

『怖かったよ?可愛かったけど…こうまったりしてたら短刀ちゃん達が向こうから来て…』

「あるじさま、いっしょにあそびましょう!」

「あ、遊んで欲しいです」

『ひぇ!?こ、こここここれは夢、夢じゃないよね!?』

「大丈夫だよ主、ちゃんと現実だよ;;」

あの時の夢と似た様な場面に慌てるA…そんな感じで今日が過ぎていった