久遠のカラフルイヤーズ16 (ページ43)

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「それはたのしみだ…で、あるじはどんなすいーつをたべたい?」

『えっと…うーん…明日の朝でもいい?』

「あぁ、かまわない…本来ならあしたきこうとおもっていたからな」

『了解!お部屋に戻って色々検索しなきゃ』

Aの用はそれだけだったらしく、お邪魔してゴメンね、おやすみと戻っていった

「(ぶつりてきなかべがなければひとりでこなそうとしていたか…わたしにいってくれてよかった)」

これで一人で作業し終えられるのなら、誰にも言わず男士の目がない向こうで、一人で作業していたのかと思うと少し背中がひやりとした小豆

「お、おかえり小豆…さっきはナイスだったよ」

「主は何の用だったんだ?」

「あしたのきんじのことだった」

Aもサプライズをしたいと言っていたので、男士達に言ってしまわない様気を付けなければと、この時内心二重スパイをしている気分だと思ったらしい

明日の夜中前のAの家とはいえ、二人だけで作業をしに行くのでもし不測の事態で何かあり、男士達に面目が付かないような事態にならないよう、気を引き締めなければとそっと心に決める

お互い内緒にしているなど知らず、小豆に負担とまでは行かないが、一人だけ二重でストレスが掛かるような状況であったことに後々Aと男士達から謝られることになる

本人は二重スパイの様で楽しかったと笑って何でもなかったと言ってくれるのだが

そして、バレたら色々波乱(男士達の中で)になるであろう翌朝を迎える

「小豆、ちょっといい」

「あぁ」

「後もうちょっとでできそうで明日には渡せそうだから、今日一日主の行動をできる範囲でいいから教えてくれない?」

「わかった、ぜんしょする」

『小豆さーん、昨日のアンケートのことなんだけどね…あ、お話し中だった?』

「んーん大丈夫だよ、じゃ」

清光が小豆を引き留めお願いしているところへ、Aが昨日のアンケート(小豆の咄嗟の嘘)の回答を言いに来た

話しているなら後にすると引き返そうとするが、話しは終わっているので清光が大丈夫だと戻っていった

『作ってもらいたいお菓子はねぇ、マカロン…とかってできたりする?』

「まかろんか…つくったことはないが、みつただたちとれんしゅうしてつくってみよう」

『あぁぁ;;出来ればでいいからね;;』

マカロンって難しいみたいだから;;

「しゅうとくしておやつにだせればたんとうたちにもよろこんでもらえそうだ」

それに、ちゃがしにもよさそうだ