久遠のカラフルイヤーズ16 (ページ41)

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「(何やら男士達も大広間で集まって話している様ですし、丁度いいかもしれませんね)わたくしにできることがあればお手伝いさせていただきますよ、主さま」

『あ、本当！?ありがとうこんちゃん…って言っても、前の家に転送してもらいたいだけなんだけどね』

ここの厨を使ったら絶対バレるし、万屋に買い物行くにも近侍の人と護衛の人にバレるし

『皆が寝てる間にちょっと転送してもらって、向こうで作りたいの』

「(バレたら大事になりそうですが…)分かりました」

『あ、でも…一人で作り上げられないかもしれないから…申し訳ないけど、本当に申し訳ないけど小豆さんにお手伝いしてもらいたいと思ってるんだ』

小豆さんにはサプライズじゃなくなっちゃうけど

「一人でも男士が付いていた方がいいとは思いますのでわたくしはそちらの方がいいと思いますよ(わたくしの首が繋がった…ある意味切って広げた油揚げの様に首の皮一枚だけれども)」

『明後日小豆さんが近侍だから二人になった時にでも言うね』

その時材料の注文するね…あ、でも注文してすぐに持ってきてもらった方が保管も手間じゃないか…
行ったり来たりしてたらバレちゃいそうだし

「注文した後、向こうの冷蔵庫に入れておきますよ」

『あ、本当?ありがとうこんちゃん、助かります』

そして翌日…清光がAにパッドを借りに来た

「主ー見たいものがあるからぱっど貸してほしいんだけど」

『いいよー持っていって、持っていって』

「あ、後主って何色が好きなの?」

俺、紅も好きだけど、今度主の好きな色で爪紅お揃いにしたいなって思ってさ

『グウかわっ私はピンク色が好きだよ…薄いピンクとか、サーモンピンク系とか』

「そっか、ありがとーこれちょっと借りてくね」

意外と自然に聞き出せたのでは?と心の中で自画自賛を…しながら戻った清光
Aの好きな色でお揃いにしようと思ってはいるので嘘ではない

早速手に入ったパッドで組み紐について検索してみる

「本来なら木の器具がいるけど、この組み紐でぃすくってのでやれば場所も取らないしすぐ隠せる」

今夜皆に提案しよ

編み方は昨日の会議で、初心者でも簡単な4本を使ったシンプルなものにしようと決めているので、今晩ディスクでの作成を提案して、糸の色も決めたらその場で注文して編み始める予定ではある

一回全員が見ておく方がいいと思ったからだ

それに、組み紐は順番通りに編んで行けば4本なら簡単ではあるらしいので