久遠のカラフルイヤーズ16 (ページ34)

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この後相手の本丸の男士達と一緒におやつを食べてワイワイ楽しんだ

日向が石田の隣に座って嬉しそうだったり、少年探偵団の面々が清光と厚が二人いる(全く同じ顔が揃っている)のを不思議そうに見ていたり

男士達のことは説明してもらい、話しを聞いて複数…何千、何万といることは知っているのだが…実際に自分の目で見てみると不思議でならないのだろう

「めっちゃ見られてる…なーに?俺が可愛いからついつい見ちゃう?」

『清光君可愛いからついつい見ちゃうのは仕方ないと思うよ』

「多分子供たちが見てる理由は違うと思うけど、主…俺がいながら他の加州清光見るの禁止」

Aの顔の前に手を出して相手の清光を見ない様にと目隠しをするこちらの清光

『ぐうかわっ…！』

「わー…俺達みたいなやり取りしてる…」

「何で引いてるんだ」

孫六のツッコミに、第三者目線で見たらこうなのかって一歩引いたらドえらい光景だったなって思って

「ま、でもいつも通りいくけどね」

相手の審神者と加州清光のやり取りに引いたが、本丸に帰っても結局自分も同じようなやり取りはするらしい

反面教師にすることはない模様

「相手の審神者さんと加州が引かれ損なんじゃ…」

「俺の前で自分の主とイチャついてるの見せるのが悪い」

ここに来て自分の主と似た様なAを見て自分の主に会いたくなってきたらしい…今寝込んでいて相手してもらえないだろうけれど

そんな風におやつの時間を過ごして、相手の男士達は自分の本丸へと帰っていった

『あ…本丸のこと聞くの忘れた;;後でこんちゃんに聞いてお見舞いの品送っておこう;;』

そしてその日の夜、まだまだ夜はこれからという時間帯…部屋の前の縁側で酒を嗜む影が4つ…

「やっぱ、話しで聞くより実際に見ると不思議だったよな」

「そっくり…というより“同じ”だったな」

「ゼロたちはもう見て知っているのかと思ってたけど」

「俺たちも同じ刀剣が揃ってるところを見るのは初めてだったからな」

萩原の感慨深いという様な言葉に概ね同意すると安室が頷き、もう既に体験済みだと思っていた諸伏は少し驚きを声に乗せている

松田が自分たちもあの光景は初めてで驚いたんだとお昼のことを思い出している様な顔をしている

そこへ遠くからこちらに向かってくる足音が聞こえる

『お部屋の前に人影が見えたから来てみたけど、透君達晩酌中だったんだね』

あれ、おつまみとか肴は?

「申し訳ないのでお酒だけ貰ってきました」