久遠のカラフルイヤーズ16 (ページ32)

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『歩美ちゃんが洗ってくれたんだ』

「で、この人たちの説明をしてくれるの?」

『ちょっと長くなっちゃうけどちゃんと説明します』

このタイミングで歌仙たちがお茶を持ってきてくれたので、それを勧めてリラックスして聞いてほしいと前置きする

『…ってことなの』

安室たちと出会うきっかけとなったストーカーの話しから始めるA

「成程ね…主が聞いたら、ストーカーとかの話しはソイツに対して嫌な顔しそうだけど、他は何か喜びそうな感じの話しだね」

トリップネタじゃんとか言って

「大将だったら、その元審神者に対して気持ち悪いって即答するだろうな」

「主、俺達メインの確か…誰かが書いた2次創作の小説とか読んでたり、こっそり自分で書いてニマニマしてるって言ってたから」

「主の秘密の趣味か」

「人様に見せられるような文章力してないから誰にも見せないって言ってたよ」

特に文系ゴリラには見せられない、見せたら筆という名の刀が飛んできちゃうって

『(す、凄い言い様だけど、誰か分かっちゃったな;;)』

「この話を聞いたら主や皆にも気を付けるように提言した方がいいのでは」

「あの人滅多に本丸内から出ないけど、帰ったら言っとくか」

先ほどの清光の言い様はサラッとスルーした石田に対して清光も慣れた風に返しているので、ある程度自分たちの主の扱いに慣れているのだろう

「大将も子供は好きって言ってたから、ほたんとうたちと遊んでるとことか見たら毛利と一緒に喜びそうだよな」

向こうの厚が並んでいる少年探偵団に順に目線を流して行く

『ほ、たんとう』

「ん?あ、あぁ…変な言い方だったな!蛍丸と短刀達」

「っ…ふふ」

「ははっ…!」

「んん?」

「え、何…」

厚の訂正にいきなり堪え切れていない笑いが漏れる安室と松田達…松田達は堪え切れていないどころか、既に笑っているが

それに対して何故笑っているのか分からないという顔をしている厚と、何でいきなり笑ってんだこいつ等という風な相手方の清光

「す、済みません…優癒子さんと同じ呼び方をしているので」

「そんなとこ被るか?普通…っｗｗ」

「そっちの審神者さんもほたんとうって括って呼んでるの?」

『私はほたんとうちゃんたちって呼んでるの』

そちらの審神者さんも、短刀ちゃん達とよく遊んだりしてるの?

「主インドアだからほとんど部屋の中にいて、偶には外で体動かせって引きずり出したりしたら思いっきり走り回ったりしてるよ…直ぐヘバるけど」