久遠のカラフルイヤーズ16 (ページ31)

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『えぇっ;;寧ろこっちが来てもらってるのに;;ありがとう…あ、で…審神者さん…は…?』

「あー…主熱出しちゃって今ちょっと寝込んでるの」

『えぇっ!?だ、大丈夫?そんな時に呼んじゃってゴメンね;;』

「大丈夫だよ…長谷部と薬研が看病してるし、歌仙たちのご飯食べさせて薬研と実休合作の薬飲ませてあるし、石切丸と太郎太刀、大典太と白山の本体を枕元に置いてあるし」

大体、体調崩したのも遅くまで起きてるからだと思うよ

服装以外の見た目は同じの加州清光からは意外なドライな言葉が出てきた

『取り合えず、本丸内にどうぞ(やっぱ皆石切丸さん達の本体を借りて置くんだ)』

玄関の方へと案内して靴を脱いでもらっている間に、そこに待機していた長谷部に貰った包みを渡した

「厨に持って行きますね主」

『お願いね、長谷部君』

そして、大広間へと案内された相手の清光たちは中で待っていた子供たち＋安室たちに少しだけ驚く

『改めまして、ここの審神者の優癒子です…この度は子供たちを助けていただきありがとうございます』

これ、つまらないものですがどうぞ

「あー…こっちこそ気を使わせちゃってごめんね…主が今いないから俺が受け取っておくよ…ありがとう」

で、こっちの六振りがあの時厚樫山に出陣してた刀剣だよ

「部隊長の後家兼光、いやーあの時は子供がいてビビったよ」

あ、いや…ビビったって言ったらおつうにビビってんじゃねーぞって言われちゃう

「俺は福島光忠…ここの庭の花々も中々」

「俺は笹貫…この本丸に流された…わけじゃないよな」

「本丸の外に出るたびにそれ言ってると絶対捨てることは無いのを知ってもらうためにいい加減主から1週間近侍とかさせられるよ」

「俺は構わないけど?」

「俺が構うの!」

ここ最近やっと全振り参加型一日一振り近侍が終わって俺に戻ってきたのに

「俺は孫六兼元…二振りとも、相手方がよく分からないって顔をしているぞ」

「僕は石田正宗…ん?審神者殿何か?」

『あ、あぁごめんね;;日向君が石田の兄上って言ってたから』

日向君のお兄さんかぁってジロジロ見ちゃってた;;ごめんね;;

「僕は実休光忠…足のけがは、大丈夫かい」

「うん、手当してくれてありがとう」

『貴方が実休君…本当にありがとう…これ、返すね…後、一度手当に使っちゃったから洗ってあるけど新しいのもどうぞ』

実休に借りた手拭いと新しい手拭いを差し出す

「気を使わせてごめんね…捨てても大丈夫だったけど、ありがとう」