779色目 ページ30
「向こうの審神者様にお伺いしたところこちらに伺いたいと仰っておられたと向こうのこんのすけが言っていました」
何やら今バタバタしていると
『それは大丈夫だけど･･･じゃあ今日じゃない方がいいかな?;;』
「一応聞いておきましたが、もしかしたら数日そんな感じかもしれないのでそちらに訪問が可能であればその方がいいと」
『こっちに来てもらうのは大丈夫だからお出迎えの準備しようか･･･何時くらいかな』
「お昼過ぎで大丈夫ならと言っていました」
『了解･･･昼食の時に皆にそう伝えようか』
お礼の品はどうしようか…あ、こんちゃん向こうの男士さん達ってざっと何人くらい?
「100は超えていますね…食べ物であれば110以上あれば全員に行き渡りますよ」
『おぉぉぉ！ベテランさん!?え、どうしよう…失礼にならないようにしないと;;』
「年数的には就任は5年も経っておられませんが、毎日頑張っておられる方です」
年齢も主さまとそれ程離れているというわけでもありません
『清光君や長谷部君に何を渡すか相談しよう』
「それではわたくしはその旨伝えてまいります」
『お願いねー･･･皆もお昼過ぎかららしいから遊んできて大丈夫だよ』
子供たちが短刀達の所へ行くのを見届けて、清光と長谷部に相談するために執務室へと向かったA
「主さま、来たようです」
鳥居へと繋がっている階段の前で少しソワソワしているAに、前足でちょんちょんと足をタッチして教えてくれるこんのすけ
「急に言ったのに訪問を許可してくれてありがとう」
階段を上ってきて最初に見え挨拶したのはAの横にもいる加州清光･･･だが、少し違っている
「俺、主の初期刀の加州清光･･･よろしく」
「俺は大将の初鍛刀の厚藤四郎、よろしくな」
清光に続いて挨拶したのは厚藤四郎･･･だがやはり少し違う･･･何がというと、着ている戦闘服が
そして、その後ろに1部隊･･･六人の男士達も
『あ、ご丁寧にありがとうございます･･･ここの審神者の優癒子です･･･そして、こっちが初期刀の加州清光と初鍛刀の小夜左文字です』
「どーも、主の初期刀の加州清光だよ･･･そっちの俺は極なのね」
「僕は小夜左文字･･･そっちの初鍛刀も極なんだね･･･」
「これ、主から･･･こっちに訪問するから持ってけって･･･ここの本丸に」
どーぞ･･･と、差し出されたのは風呂敷に包まれている箱らしきもの･･･高さ的に二箱は有りそうだ
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作者名：べっこうあめ | 作成日時：2023年11月17日 13時
