久遠のカラフルイヤーズ16 (ページ27)

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「戻りました主さま」

『お帰りっ皆無事でよか…ひゃーっ!?あ、歩美ちゃんケガしてるっ!?』

て、手当してるみたいだけど、や、薬研君に見てもらおう!?

「他の二人はケガとか無さそうだね」

光が収まり目を開けると、そこは見慣れた…というより見慣れてきた庭が見えた
そして、こちらにAと乱が寄ってきた

「お前らっ…!あの装置には触るなって最初に言われただろ!他の人たちに迷惑と心配かけて!」

「「「ご、ごめんなさい…」」」

その後ろには青筋を浮かべた見るからに怒っているコナンとその横には灰原も

「私めは担当に報告と影響がないか調べて参ります」

山の中ですし、人に滅多に会わないとは思いますのでほぼ影響はないハズですが

「俺が悪いんだ…面白そうだから見てみようぜって…」

見るだけだったけど、触ってみたくなっちまって

「画面みたいなところは真っ黒だったから…何もないっていじくりまわしてたら」

『向こうに行っちゃったと…うーん、覗き見防止のあの仕様が仇になっちゃった感じか;;』

「それでも、言われた通り触らなかったらこんなことにはならなかったのよ」

一体どれだけの人が心配して探してくれていたことか

『ま、まぁまぁ二人とも;;皆ちゃんと反省してるみたいだし;;』

「ここでちゃんと言っておかないとダメよ」

それにあなた達、優癒子さんが怒らないから触っても大丈夫って気持ちがあったでしょう

「「「う…はい」」」

『皆、今回は無事に戻って来れたけど、本当に皆の知らない場所に行っちゃうから大けがしても助けすら呼べないかもしれない…死んじゃうかもしれないからね』

あの装置で行くところは、男士の皆も準備を万端にして行くところなの

「それに…私たちの知らないところでケガしちゃったりしたら助けられるものも助けられなくなっちゃう…それが一番怖いの」

何かに興味を持つことはいいことだし、触ってみたい、知りたいって気持ちも大切
「勝手に」っていうことがダメだっただけ、誰かに言ってみた方がよかったね

「(主は怒らないけど、叱ってはくれるからねぇ)」

「次はちゃんと言うよ…」

「「ごめんなさい」」

『うん、反省してるようだからもう大丈夫…歩美ちゃんの怪我、薬研君に診てもらおう』

「薬研は準備して待っております」

先に言っておいてくれたのだろう一期が向こうからそう言いに来た

「行きましょう歩美ちゃん」

他の二人も一応薬研に診てもらいましょう…毛利が心配気に見つめてくる