775色目 ページ26
「ありがとう」
「これ、主さんと毛利が大発狂しそうですね」
「笑っている場合か･･･」
あまりにもその光景が安易に想像できたため溜息を吐く山姥切
「お前たちは別の本丸の部隊か?」
「部隊長は僕、後家兼光だよ」
先程手当してくれた人物同様黒と白を基調とした戦闘衣装に綺麗な差し色の
「で、手当してたのが実休光忠、その横にいるのが福島光忠」
「俺は笹貫、練度上げっていう波に乗せられてここまで辿り着いたのさ」
君たちも俺の様にこの山に投げ捨てられちゃった感じ?
「その言い方だと、俺たちが主に捨てられた様に聞こえるけど･･･大丈夫?」
「俺は孫六兼元、俺たちが来るまで足を止めなかったのは良かったな」
戦場では足を止めた者から死んでいく
「私は石田正宗」
「正宗･･･正宗さんと同じ」
「それじゃあどの正宗か分からないから日向って言った方がいいぞ」
光彦の日向のいつもの呼び方では、こちらは分かってはいるが、他ではどの日向のことを言っているのか分からないので少し補足も入れる
只今実装している正宗は三振りいるので
「日向･･･あぁ、日向を知っているのか」
「ここでの立ち話もいいけど、来ちゃうよ?鬼が」
それまで黙って見ていた髭切が先ほど時間遡行軍を倒したとはいえ、また湧いて出てこないとも限らないと割って入る
「確かに、ぼすは倒してはいないしね」
「僕たちは進もうか」
「少しだけ待ってくれ、こんのすけに言って報告をしないといけない」
こんのすけを呼んで報告するのに少しだけ待ってくれと山姥切は後家たちを引き留める
「見つかりましたか、山姥切国広」
「あぁ、それと…」
「なんと、今ここに出陣している部隊は…主さまの部隊と…分かりました、武蔵国の朱鷺様の部隊ですね…後ほど子細お話ししていただきたいので後ほどそちらに伺います」
「分かった、帰城したら主に伝えておくよ」
「では、子供たちはわたくしが本丸に戻しますので」
先に戻っています
「分かった」
「子供たちを助けてくれて本当にありがとう」
「ホント、助かりましたよ」
「ありがとな!」
こんのすけと子供たちが光りに包まれたのち、迎えに来た男士達も戻っていった
「さーて、今度こそ進もうか」
「波に乗ってその勢いのまま敵を倒して戻りたいね」
―――――友情出演―――――
my本丸後家部隊
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作者名：べっこうあめ | 作成日時：2023年11月17日 13時
