久遠のカラフルイヤーズ16 (ページ20)

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『いいの?人手が足りてないわけじゃないけど助かります』

今剣は援軍(A含め)が来たことを他の短刀達にも言いに行ってくれた

Aは沖田組、乱、平野と一緒に探すことになった

『出るとき子供たちが来ては無かったけど、一応蔵の方を見てみる?』

「そうだね」

蔵の前まで行くと、扉は閉まっておりきちんと施錠もされていた
鍵で開けて扉も開けて中を覗く

『歩美ちゃん達ーいたりするー?』

中に向かって大きめの声で呼びかけ少し待ってみるが返答や物音はしない

男士達に確認してもらったが音もしなければ、誰かがいる気配も無いとのこと…なので、ここにはいないということになりまたしっかり閉めて施錠した

その後少し蔵周辺を捜索したが、姿は見えなかった

「いないね、子供たち」

「一旦他の男士達と合流しようか」

『そうだね』

執務室がある庭の方へと戻ってくると、捜索に入ってくれている何人かそこに集まっていた

「燭台切達、子供たちいた?」

「加州君…と、主たち!いいや、僕たちは見つけられてなくて」

『他の短刀ちゃんたちと光忠君、安室さん達と粟田口総出で探してくれてるから本丸内くまなく捜索されるはずだけどねぇ』

『あっ…!』

「え、何か分かったの主」

『あ、いや…分かったって言うより…前の短刀ちゃん達みたいに…森の方に入っていってたり…してないよねって思って』

「あぁー･･･分かんないけど無いとは言い切れないかもね」

『森の方一回捜索お願いしとこうか』

いなかったらいないで安心だし

「そうだね」

『山伏さんにはお願いしたいでしょ、蜻蛉切さんと物吉君、毛利君と日向君、鳴君たち』

『もう一部隊編成しとこうか…岩融さんと剣君、豊前君と桑名君と白山君と小夜ちゃん』

「その人たちに声かけてくるね」

「僕も行ってくるよ」

『お願いね二人とも…私はクマ除けの鈴準備するね一旦装置のところに集まってもらえたら』

「そう伝えるね」

行こうか乱ちゃん、平野君

二人を連れて執務室の方へと向かう…前にこんのすけに出してもらったクマ除けの鈴が仕舞ってあったハズだ

『確か、この引き出しの中に仕舞っておいた…はず…あ、あった』

じゃあ装置の所に行こうか

装置の所に向かうと短刀達はもう既にいた

「かしゅうさんからききました」

「確かに山の方に行ってしまっている可能性も否定できないですよね」

『前はクマは出なかったけど、いないとも限らないからクマ除けの鈴渡しておくね』