768色目 ページ19
『あれー?ほたんとうちゃんと子供たち来ないね』
「僕が様子を見てきましょうか?」
名乗り出てくれた毛利にきっと小さい子達を迎えに行きたいんだなと他の粟田口の面々は思ったのだとか
『毛利君だけじゃ悪いｋ…』
「あるじさまぁっ」
そう言いかけたタイミングで今剣が大広間に入ってきた
『あ、剣君来た』
「あるじさまっしょうねんたんていだんのこたちがいないんですっ」
『えぇ!?い、いない?あ、戻っちゃった…?』
「かくれんぼをしていたのですが、しょうねんたんていだんのめんめんはふたりみつけて、ほかのとうけんたちもさがしていたらしょくだいきりさんがおやつができたとよびにきてくれて」
ちゅうだんしてそちらにいこうということになりでてきてくれるようこえをかけていたのですが
『中々出てこなかったと』
「見つけた二人は誰なんですか?」
「こなんくんとあいちゃんです」
それでいまたんとうたちとしょくだいきりさんがいっしょにさがしてくれています
ぼくはあるじさまにほうこくしたほうがいいとおもいまして
『そっか、ありがとう剣君…私も一緒に探すね』
「主さんが探しに行くなら僕も行く」
「小さい子たちの一大事!僕も探します」
「だったら私も一緒に探します、主」
「ならここは粟田口総出でいいんじゃねぇか?」
「えぇ!?お、おやつっ」
乱が一緒に探すと言ってくれた直後、毛利も参戦すると手を上げると一期が自分もと名乗り出る
それに薬研が粟田口総出で行こうと提案すると、お預けを食らっているおやつはどうするんだと包丁が訴えかける
「他の短刀達も探してくれているし包丁も皆で食べたいだろ?」
「うん…とっといてね」
「あぁ、勿論」
歌仙が微笑みながら勿論だと頷いてくれた
ここの本丸の男士は何かあってもおやつ抜きには絶対させないので昼でも夜でもどちらになっても食べられるのだが
「俺たちも手伝いいる?」
『本丸内くまなく探すなら多い方がいいかな?大丈夫ならお願いしたい』
「じゃあ僕たちも探すね…歌仙、まだ食べてないから取っておいて」
「分かった」
「おや、優癒子さんたちはもうおやつは終わってしまいましたか」
部屋から出ると、丁度呼ばれたのか安室と緑川が向こうから来た
『ううん、まだなんだけど今ちょっと子供たちの姿が見えないらしくて皆で探しに行こうとしてるところなの』
「僕たちもお手伝いしましょうか?」
結構な人数が行くみたいですけど
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作者名：べっこうあめ | 作成日時：2023年11月17日 13時
