久遠のカラフルイヤーズ16 (ページ17)

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そこから数時間、長義たちとの話も終わりお昼からの遠征に送り出していた部隊も出迎えてゆったりしていると、乱と他短刀達がAを呼びに来た

「主さーん!障子できたから来てー」

「松田さんと萩原さんがほとんどやってくれたのですが」

「ぼ、僕たちも少しお手伝いしました」

『できたんだ!行こう行こう』

乱と五虎退、秋田に手を引かれ粟田口の大部屋へと向かったA

「主さん連れてきたよー」

『おぉぉぉ!可愛いっえ、凄いっ!めっちゃキレイに貼られてる!』

凄い凄いよありがとう萩原さん、松田さん!皆も頑張ったねえらいえらい

粟田口全員(勿論一期も鳴狐も白山も)の頭を撫でてえらいえらいと褒めまくる
そして、この二人も例に漏れず…

「こんなに褒めてもらえるなんて思ってなかったな」

「お前は何で態々屈んで撫でてもらってるんだよハギ…」

一期の行動を見て少し屈んだら凄いね、ありがとうと言われながら撫でられた…それを横で引き気味に見ている松田

引いているのは萩原に対してだ

「陣平ちゃんも照れてないで素直に撫でてもらったら?」

「照れてねぇわっ!」

「皆ーおやつできたよ」

いい時間なのか光忠がおやつができたと呼びに来てくれた…時計を見ると確かに15時を指している

「おやつ!主、一緒に座って食べよう」

『じゃあ今日は粟田口のところにお邪魔しようかな』

「今日のおやつは大将と!」

「楽しみです」

包丁が一緒に食べたいと手を取って強請ってきたのでそれなら粟田口が固まっているところへお邪魔すると頭を撫でた

それに他の短刀達もワクワク嬉しそうにしてくれたので、可愛いとデレデレだ

「二人も甘いものが大丈夫ならおやつ、どうかな？」

「アンタたちが作るものは美味いからお誘い嬉しいね!」

「まぁ、俺たちも食っていいなら」

この二人にも光忠達の料理は好評の様で、甘いもの(スイーツ系)でも食べたい様

「おやつ、おやつ、主とおやつ」

繋いでいる手をブンブンと振りながら大広間まで歩く包丁

『ぐおぉっ…か、可愛いよぅっ』

「包丁、他の人に当たるかもしれないからそんなに手を振って歩かない」

「はーい」

一期の注意を素直に受け入れ…たが、嬉しいのかやはり少しまだ小ぶりだが振っている

「今日のおやつは何だろうね」

「燭台切さんに先に聞けばよかったですね」

光忠は他の短刀と少年探偵団たちを呼びに行ったので粟田口の部屋の前で分かれたのだ

「広間に着いてからのお楽しみだね」