久遠のカラフルイヤーズ16 (ページ13)

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「ご飯…重いね」

『しゃもじにご飯がくっついてきちゃって混ぜにくいよね…ちょっとお水入れてくる』

別の器に水を入れて持ってきてくれた

『お水を付けたら混ぜやすくなるよ』

付け過ぎないように注意してしゃもじを濡らしてみて

「あ、さっきよりスムーズ」

『それくらいでいいかな…じゃあ火傷に気を付けながら枝豆を莢から出してもらおうか』

『まだ熱いかもだから気を付けてね?』

「おう!」

そう元気に返事をした愛染を見守りつつ、チーズをいい大きさにしてくれている乱とコナンを見る
やはり、コナンは頭の回転がいいだけに乱に説明してもらった後そつなくこなしている

「いてっ…国俊…飛んできたよ…」

『大丈夫蛍丸君;;』

どうやら押し出している枝豆の一粒が、勢い余り過ぎてボールから飛び出て、蛍丸の額にクリーンヒットしたらしい

「悪い悪い;;ちょっと勢いよく飛び出て;;」

『赤くなってたりはしないね』

前髪をそっとかき上げて額を確認してみるが、赤くなっていたりはしていなかった

一方、他の班はと言うと…

「ご飯はまだ熱々ですから、もう少し冷めるまで待ちましょう」

火傷をしてしまっては大変です

歩美と灰原、秋田と一緒に作業をしている毛利はそれはもうにっこにこであった

「少し団扇で冷まそうか」

こちらの班には鶴丸が入ってくれている…因みにツナ(ツナマヨ)だったりする

「俺でっかいの作りたい!」

「僕たちだけのお昼じゃないのでちゃんと考えないとですよ、元太君」

「でっかいおにぎり良さそうだな!」

「オイオイ太鼓鐘、乗るなよ」

「あはは;;貞ちゃん楽しそうだね」

こちらは光忠が…太鼓鐘と作業出来て嬉しそうだ…こちらは昆布

『可愛い…他の班の皆も可愛いっ…』

「主さん、枝豆全部入れれたよ」

「優癒子お姉さん、チーズも全部ちぎり終わったよ」

『お、ありがとう皆…じゃあ枝豆とチーズを入れてよーく混ぜようか』

「混ぜるときはこんな感じでね」

ボールの縁から下に救い上げるように一回混ぜ、それをしゃもじで切るように、混ぜる
堀川がお手本を見せてバトンタッチ

『この時も小まめにしゃもじを濡らしたら混ぜやすいよ』

滑らないように濡れた布巾は敷いてあるが、大きなボールなのでAが押さえてもいる

「主さん、これくらいでいい?」

『うん、良さそう…よーし!じゃあ成型だね!』

「お水持ってきました」

『ありがとう国広君』

皆手を濡らして…この時もあまり濡らし過ぎないようにね