久遠のカラフルイヤーズ15

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『じゃあほたんとうちゃんたち本丸案内お願いね…秋田君も今の所片付いてるから皆と行ってきて大丈夫だよ』

「ありがとうございます主君!」

「長谷部君、皆が泊まるお部屋について任せていいかな」

「主命とあらば、お任せください主っ」

『ありがとう、ほたんとうちゃんたち案内終わったら長谷部君の所に行ってね』

そう言い終わるとはーいといい子のお返事が返ってきた
そして、こっちだよ、行こう、こっちですと言った短刀達の楽しそうな声が聞こえてきた

警察組と少年探偵団＋ほたんとうたちを見送って大広間は解散となった

『白君、狐君…私を癒して〜…』

鳴狐達に近づいたAは、おいでと呼んで腕の中に収める
そして、そのモフモフに顔を埋めて思いっきり吸った

『モフモフ…癒し…』

「主殿、くすぐったいですぞっ」

肩に乗った白山の狐は顔にすり寄ってきてくれた

「あぁっ!主が浮気してるっ…!俺が慰めてあげるって言ったのにっ…」

『可愛い子たちが目に入ったからつい』

白山と鳴狐の頭ををなでなでと撫でながら、テヘぺろとでも言いたげなA

そして、暇になったAは、鶯丸たちに誘われて縁側でお茶にすることにした
隣の小狐丸の髪を梳きながら

そうやってまったりしていると、向こうからほたんとうと少年探偵団たちがやってきた

「あるじさまっみんなといっしょにあそんでもいいですか?」

『いいよ、いいよいっぱい遊んでね』

聞きに来た今剣の頭を撫でてほたんとうたちを見送った
その際、一緒に回っていたであろう萩原と松田がここにいてもいいかと聞いてきたので勿論だと即答した

『あれ、透君たちと一緒じゃないんだね』

「アイツらは確か…歌仙?だったか?そいつに本を借りてそれを読むっつってたぜ」

「今ここには茶…しかないからな」

『鶯丸君が淹れてくれるお茶、とっても美味しいよ』

お茶請けにチーズもどうぞ

「え!?お茶請けにチーズ!?」

これはどっちかっていうとつまみ…

『びっくりするよねｗｗでも、入れてくれたほうじ茶ととっても合うんだよｗｗ』

ねー、鶯丸君

「あぁ、この茶にとても合う…美味いぞ」

まぁ、騙されたと思って食べてみろ

「いただきます……お!」

これは…合う!

『でしょ!』

出されたほうじ茶とチーズというどちらかというとお酒とチーズではという組み合わせに少し焦る萩原

だが、おすすめされたので小さくカットされているチーズを一切れパクリ…その後ほうじ茶を飲んでみると…確かに合う

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