久遠のカラフルイヤーズ15

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「俺は、緑川唯と言います」

「緑川さんはね、コロンボっていうレストランのコックさんなんだよ」

『そうなんだ!私は優癒子と言います…こちらに来てしまったのでさっきのこんちゃんのことも驚かれたと思うんですけど、説明しますね』

嘗て安室たちに説明したことと同じことをこの緑川にも説明する

「成程(ゼロに聞いていたから知ってはいたけど…自分の目で見ると驚くな…確かに)」

『この子は今日の近侍の秋田藤四郎君』

「秋田藤四郎です!僕は短刀です」

『乱ちゃんや薬研君、一期君の弟だよ』

「主、皆を大広間に集めてこようか」

『そうだね、皆に紹介して顔合わせしておかないとだね』

鶴丸がそう言って立ち上がったのを見て、石切丸も私も皆に声をかけてくるよと一緒に執務室を後にした

「僕より小さい子供…毛利兄さんが喜びそうです」

「先ほど会ったが目が輝いていたぞ」

『想像できる…そして可愛い』

先ほどの毛利の反応を思い出し穏やかに笑っている三日月と、それが安易に想像でき可愛いと目じりが下がるA

「毛利!?」

『あぁ、えっと…秋田君たち粟田口の短刀で毛利藤四郎って子がいるの』

毛利という単語に反応したコナンにAが毛利藤四郎について説明する

「そう言えば、さっき緑の髪のお兄さんがキラキラした目でこっち見てた」

あの人が毛利…さん、なんだね

あまり毛利にさんを付けて呼ぶことに成れていないのでぎこちない呼び方になってしまったコナン

「主、そろそろ大広間の方へと行こうか」

『そうだね、もうそろそろいいかな』

皆私たちに付いてきてと言うと、子供たちは立ち上がって下ろしていたランドセルを背負った

「主君、手を繋いでもいいですか」

『いいよー繋ごうね』

「仲いいですね」

「主は刀剣とは誰とでもこの様な感じだぞ」

『コナン君達も繋ぎたいと思ったらいつでも言ってね!』

いつでもウェルカム!透君達もいつでもウェルカム!

「それはいいですね…でも、繋いだら僕たちの手が無くなりそうですよね…国永さん達によって」

「物騒なこと言ってるが、あり得そうなんだよな」

「ここが、大広間だ」

先に入っているぞ主よと先に襖を開けて三日月が入っていったのを、僕も先に入っていますねと秋田も中に入っていった

『じゃあ、私たちも入ろうか…皆ーあのｎ』

「よっ!主たちようやく来たな!」

『ひぎゃーっ!?』

※諸伏の偽名は他のコナンの小説等々を参考にさせていただきました

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