久遠のカラフルイヤーズ15

724色目 ページ25

『ここに来てくれた男士全員に渡してるんだ…来てくれてありがとう、これからよろしくねって』

「そうか、有難く受け取るとしよう」

長船の部屋に並んでいた其々のうさぎは主からだったか…何故全員がこれを飾っているのか今納得した

そう言い長義はうさぎを持って行った…その顔には少し笑みが乗っていた

そんなある朝、起きたと同時にこんのすけがお知らせを持ってやってきた

「おはようございます主さま」

『おはようこんちゃん』

「お知らせを持って参りました」

『お知らせ?』

「期間限定でこのエリアを開放いたしております」

詳細は別紙を渡しますのでそちらをご確認ください

と言うので、大阪城かな?江戸城はちょっと前に行ったしとお知らせの紙に目を通す

『こ、これは…!前に聞いた例のしんどいって言ってたイベントっ』

「参加は任意ですので、わたくしはこれで失礼します」

こんのすけが戻り一人になりこれは皆と相談しないとと悶々と考える

「主、着換えは終わりましたでしょうか」

『あぁ;;待たせちゃってごめんね平野君;;』

今日起こしに来てくれた平野が、Aが着替えるのに外で待っていてくれたのをすっかり忘れていた

ごめんごめんと平謝りしながら着替えはもう済んでいるので出てくる

「こんのすけが来た様ですけど何かありましたか?」

『お知らせを持ってきてくれたの…朝食の後に皆に伝えるね』

『おはよう皆』

「おはよう主」

「おはよう」

大広間に入り挨拶するとおはようが返ってくる…全員揃っている

今はまだ怪我は治っていないので、朝食の準備には参加していない
ゆっくり養生してもらいたいので、朝食の準備が整うぎりぎりまで寝かせている(男士達談)

『あ、篭手切君』

「?え、主?;;」

丁度目があった篭手切に親指を立ててサムズアップするAに、いきなりのことでよく意味が分からない篭手切は頭の上にハテナを沢山浮かべた状態でアタフタしている

「またいきなりのことに篭手切が困っていますよ貴女」

「いや、ホントいきなりどうしたの主;;」

「あれじゃない?夢に篭手切さんがでてきたとか」

前に小狐丸さんが夢に出てきたから護衛お願いって言ってた時あったし

「篭手切が夢に出てきたの?」

『残念ながら篭手切君は出てきてくれなかったの』

朝食後に話すから、皆片付けが終わっても大広間にいてね

ということで、朝食も片付けも終わったので全員戻らずここにいる

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