久遠のカラフルイヤーズ15

716色目 ページ17

「了解しました…今から連絡を入れます」

『国広君、乱ちゃん、前田君こんちゃんと一緒に清光君達の所に行って様子を見てきてください』

必要そうなら援護お願いします

「了解です主さん」

「全力を尽くします」

「任せておいて」

『あ、後たぬき君と山伏さん、御手杵君にも援護お願いしてほしい』

「要請してこちらに転送いたします」

こんのすけのナビの元、堀川達に先行して清光たちの所へ行ってもらった

『負傷者が出てるかもしれないので、一旦戻ります;;歩美ちゃん達もごめんね;;』

「あぁ、コイツのことは俺達に任せておいてくれ」

「また今度ゆっくり話そうね、優癒子ちゃん」

行き来は一応あの神社内からということになっている…が、至急戻りたいので一期と歌仙と一緒に角を曲がり人が見ていないことを確認して転移する

『た、ただいま皆ッ』

「お帰りなさいませ主」

先ほど小豆たち三振りが戻ってきて同田貫達が出陣しましたが

『ま、まだ清光君達は戻ってきてないんだね;;』

無事…ということなのかな

「向こうに行っている加州たちの部隊の所に検非違使が現れて混戦しているらしいんだ」

加州以外の刀剣達と練度差がかなりあるからカンストしてる堀川と乱、前田に先行してもらい同田貫達にも援護を頼んだんだ

『もし、負傷して帰ってきたときのために手入れ部屋を開けておいて…』

それから、待機部屋に布団の準備…

「主さんっ、手入れをお願いしますっ」

帰還した堀川が、かなり焦った感じでAのとことに来た

『!!も、もしかして、戦線崩壊して…皆重傷っ?』

「僕たちが現着したときにはほぼ…」

『っ…皆っ直ぐ手入れするから少しだけ耐えてねっ』

転移装置の前には、もう皆立っていられないのか倒れ込んでいる第一部隊の面々が
男士達に近づき皆の顔や頭をそっと撫でる

目は瞑られ呼吸も浅い

『山伏さん達、皆をそっと運んであげてくれる?』

「あぁ、任されよ」

「僕たち巴形さんたちにも声かけてくるね」

堀川と短刀二人が体格のデカい刀剣達に声をかけてくると本丸の中に戻っていった

『お願いね…私は先に手入れ部屋の準備してくる』

「ある…じ?…」

『清光君っ直ぐ、手入れするからねっ』

薄っすらと目を開けて、触れている手に自分の手を添えて存在を確認する清光

「手入れ…してくれる…って…ことは…まだ、必要と…してくれてる…って…こと、だよね…」

『要らなくなんかならないし、絶対手入れするよっ』

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