久遠のカラフルイヤーズ15

715色目 ページ16

「何か言うことはあるだろう」

松田に押さえられているあの審神者の方へと向かい見下ろす一期
その目には憎悪などは無いが軽蔑と嫌悪がしっかり乗っていた

「な、何もっ…な」

「何もないだと?主に謝罪があるだろうっ」

「一兄にもちゃんと謝って!」

「被害者たちが謝ってほしいって言ってんだからちゃんと謝れよ」

謝ってもしょっ引くけどな

「す、済みません…でした…」

「もう我々…いや、主には近寄ったり関わったりはしませんね」

「は、はいっ…」

「次…はないけど約束を破ったら僕たち総出で潰しにかかりますから」

今回は主さんのお陰でこれで済んでいますが

やはりにっこりと笑って物騒なことを言う堀川

「(君も大概鶴丸達と変わらないと思うのだけれど…)」

鶴丸達の様に表に出ていないだけで、ほぼ変わらないというのを知った今ここにいる男士達

「では、三日月殿達に連絡を入れましょうか」

『こんちゃんと英賀さんを呼んだ方が、いいかな?こんちゃん』

「あ、主さまッ大変ですっ」

『おぶっ…ふぉ、ふぉんひゃんっ;;』

こんのすけを呼ぶと焦ったように現れるこんのすけ…しかも、かなり焦っているのかAの顔面にへばりつくように現れた

「大丈夫ですか;;主さん;;」

『ぷはっ…ありがとう国広君;;』

顔面にへばりついているこんのすけを堀川が剥がしてくれた

「あぁ;;申し訳ございません主さま;;」

『大丈夫だよ…モフモフだった…あ、あの審神者を松田さんが捕まえてくれたの』

「おぉ!捕まえましたか!では担当を呼んで連行を…あっ…それも大事ですが、大変なのです!」

加州清光たちの部隊の方に検非違使が出てきていて混戦中なのです;;

『え…け、検非違使…?遡行軍じゃなくて!?』

「はいっ;;」

『あの部隊は、長義君は政府刀で練度1、他の人は確か60ちょっと…清光君がカンスト…』

き、清光君の練度で現れてるってことっ!?

「戦線崩壊している可能性もありますね、主」

『と、刀装は装備できるだけ特上持って行ってもらってるけど;;』

あ、えっと待って…えーと;;

『(落ち着け、落ち着いて…今混乱したら駄目だ…;;)』

「一旦その人は松田刑事たちに預けて、鶴丸さん達の所に行ってみたら?優癒子さん」

『ハッ…!そ、そうだ…その人一旦そちらで預かってもらってもいいですか;;』

「あぁ、構わないぞ、何があったか知らないが協力できることはしよう」

『こんちゃん、小豆さん達に本丸に戻る様に連絡入れて』

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