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「で、話ってなんですか」
お腹を押さえてうずくまる二人に聞く。
「あぁ、それな、ちょっと待ってくれ、もう少しで復活する」
「純ちゃんが抱きしめてくれれば俺は一瞬でイタッ」
シュピラルに頭を叩かれるジョセフさん。いや、さん付けしなくていいか。この人はドMってヤツなのか。想像したよりめんどくさい。ていうか、僕のこと女だと勘違いしてない?
してる。絶対してる。
「純くん、改めて自己紹介するな。俺の名前はナオキ。音響の情報収集を担当している」
ナオキさんはそこで言葉を切って考える。
「音響が何か知ってるのか?」
「アフロディ様に教えてもらいました!」
「そうか、イナズマイレブンの連絡係はアフロディだったな」
うんうんと頷くナオキさん。アフロディ様が言うところによると、音響は「次元と次元を繋ぐ場所」だって。それを言うと、ナオキさんはちょっと笑った。
「正確には、世界と世界を繋ぐんだけどな」
「はい?」
「なんでもない」
シュピラルとフォルミールがジョセフに集中攻撃をしてるけれど、見て見ぬふり。
「連絡係はな、俺に情報を届けてくれるんだよ」
「アフロディ様が?ナオキさんに?」
「イナズマイレブンの世界の情報を。言ったろ、俺は情報収集の仕事してるって」
へえ。ということは他の世界にも、音響の連絡係をしてる人達がいるんだ。アフロディ様ってナオキさんと知り合いってことだよね。
初めて知ることに、首をかしげる。変なの。ナオキは、床にあぐらをかいて座ると、顔を引き締めた。それを見たジョセフも、キリっとした顔をする。(しかしそ顔には双子の暴行により傷ができている)。
「本題に入るな。純くんをイナズマイレブンの世界に送った理由を教える」
「Aも、ですよね」
小さい声で言うと、ナオキさんは目を見開く。ジョセフがにやっと笑って言った。
「バレたか、やっぱり」
「なんとなく、おかしいと思ってたんですよ」
「さすが俺の愛しの純ちゃん、将来結婚しうおえぇっ」
この人の処理は双子に任せとけばいいか。ナオキが、ごほん、と咳払いをする。
「俺達はな、欲しいものがあるんだ」
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綾香 - めっちゃ面白いです! (2015年1月13日 12時) (レス) id: 4993db4a9e (このIDを非表示/違反報告)
乃森(プロフ) - 黒翼さん» こんにちは。わざわざコメントありがとうございます。励みになります!更新、頑張りますね! (2015年1月3日 22時) (レス) id: 09edd095e8 (このIDを非表示/違反報告)
黒翼 - こんにちは!おもしろいです!マジでおもしろいです!これからも更新頑張ってくださいね! (2014年12月31日 11時) (レス) id: a58796c65d (このIDを非表示/違反報告)
乃森(プロフ) - 樫月さん» はじめまして。面白いとのこと、ありがとうございます!本当に嬉しいです。最近はなかなか更新できなくて、申し訳ないです。ネタも溜まってきてるので、一月に入ったらまたぽちぽち更新開始したいと思っています。応援、励みになります!頑張りますね! (2014年12月27日 0時) (レス) id: 09edd095e8 (このIDを非表示/違反報告)
樫月(プロフ) - はじめまして!凄く面白かったです!一話から一気に読み進めてしまいました。大変かと思いますが、応援しています。頑張って下さい!更新楽しみにしてます! (2014年12月25日 0時) (レス) id: ef88a7389b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:乃森 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/setsunahp/
作成日時:2014年3月5日 11時