六話 少年と学校と潜入 ページ8
「ふぁ…」
朝。ベッドの上で、何だか違和感を感じて起き上がる。
腕を伸ばして体をほぐしていると、何故か上から声がした。
「おはようケータ、良く眠れたか？」
『随分のんきな目覚めでござるな』
「え…わああ！？」
何が起こったのか良く解らないけど、天井からAさんとゲッコウガがぶら下がってる…！？
わりとショッキングな見た目に、オレはうっかり腰を抜かしてベッドから落ちた。
「大丈夫か？」
びっくりしすぎて全然大丈夫じゃないです。
『ふん…あやかしを従えているとは思えん、普通の子童だな。なぜオロチがお前に従うのやら…』
「こら、ゲッコウガ。…すまないな、昨日オロチと手合わせしてもらったら、ゲッコウガはオロチの実力を相当に気に入ったらしいんだ」
「ふーん…」
早くも馴染んでるんだ。オロチが家を提供するって言った時は驚いたけど、これで良かったかな。
と、ついついAさんたちのペースに巻き込まれたけど。
「それより、なんでオレの家にいるのさ！」
これが一番の大問題。オロチの家があるならそっちにいればいいのに。
「む？この世界を理解するために、暫くケータに付いて行こうと思ってな」
『隠密には長けている故、回りを気にする必要はないでござる』
…そういう問題じゃないんだけどな。溜め息をついても、二人には聞こえてないみたいで。
『いざとなったら、主は拙者がお守りいたす』
「頼もしいな、ゲッコウガ！そんなお前が大好きだよ」
気づけばAさんは、笑顔でゲッコウガの…マフラー？を撫でていた。
自然にいちゃつき始めた二人はほっておく事にしよう。…これ、通常運転なのかな。
終わり
ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)
←五話 異世界と蛇の住処と人間
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 9人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ポケットモンスター」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫乃(プロフ) - えもじさん» ゲッコウガ…いいですよね…うふふ← (2015年8月19日 9時) (携帯から) (
レス) id: d3f2313fff (このIDを非表示/違反報告)
えもじ(プロフ) - あ^〜かわいいんじゃあ〜 (2015年8月2日 1時) (レス) id: 3424aa0399 (このIDを非表示/違反報告)
オロチ・フラン - オロチ暗殺者がいるって微笑んじゃ駄目だろwwwwww (2015年3月20日 11時) (レス) id: 639e14c781 (このIDを非表示/違反報告)
猫乃＠地味に復活(プロフ) - めめちょぼさん» えへへ…ありがとうございます！！俺得です、ゲッコウガほんと好きです← (2015年2月20日 17時) (携帯から) (レス) id: d3f2313fff (このIDを非表示/違反報告)
めめちょぼ(プロフ) - パートナーがゲッコウガさんですと！？これは見ないと見ないとww続き楽しみにしてます！ (2015年2月20日 16時) (レス) id: 2fb49d69b7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：猫乃 | 作成日時：2015年2月20日 7時
