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此処はこの国の中心。厳格な門構えと厳重な警備。機密情報だらけのこの場所に平民の私が入れるわけが無く、お届けに来ては門番の人に手渡して帰っていたのだけれど、ある日、お忍びでグルッペンさんが店に来た時に言ったのだ。
「せっかくやからAが直接持って来てくれメンス」
「(くれメンス？)え…でも私、入れないですよ？」
「良い方法があるゾ」
「良い方法…？」
「ただし、それにはひとつだけ勝利条件がある」
「…なんですかそれ、嫌な予感しかしないんですけど」
そこで提案されたのが門番に賄賂…じゃなかった差し入れを渡せ、という方法だった。彼が言うには女性に免疫のない男の人達が多いみたいで、曲がりなりにも年頃の女の私が、手作りのクッキーなんてものを上げたらうっかり入れてくれるはず！との事。いやいや、そんな小学生じゃあるまいし。言っちゃ悪いけど、この人って馬鹿なのかなぁ…って呆れてたんだけど、やってみたらそれが意外と上手くいってしまったりして、この国の行く末が不安になったりもした。だがしかし、第一関門を突破した後、グルッペンさんの言う『ひとつの勝利条件』をクリアしない限りは私達に勝利はないのだ。その勝利条件が、というと。
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nina(プロフ) - 霧雨さん» 霧雨さん、はじめまして！わー！コメントありがとうございます！まったり更新になりますが、どうぞこれからもお付き合いくださいませ〜！よろしくお願いいたします＾＾ (2019年3月2日 16時) (
レス) id: e40480d680 (このIDを非表示/違反報告)
霧雨(プロフ) - 初めまして！更新お疲れ様です。いつも楽しく拝見させて頂いてます！これからも更新頑張ってください！！ (2019年2月28日 23時) (レス) id: 0511448217 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nina | 作成日時：2019年2月16日 23時
