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死神遭遇。 ページ2

ーーーピーンポーン。



押したくもなかったインターホンを押す。



「…………あれ?」




もう1度インターホンを押すけれど中からはなんの返事もない。

どういうこと?

返事がないならもう帰っちゃっていいかな?

だって2回もインターホン押したもんね。


よしっ、かーえろっ!!


そう腹に決めた私は来た道を引き返そうと右向け右をした……が、




「俺ん家の前でなにしてんだ」


「え?」




最悪だ。ここで出会ってしまうとは。



「おい、聞いてんのかぁ?ここで何してんの?」


「え、いや、何をしてたって…」




なんで動揺してるのかって?

そりゃするでしょ!!死神さんだよ!?



「さては、お前俺ん家に何か悪事をはたらこうとしてるんだな!!!」


「は!?いや、ちがう。ちがうからっ!!」



なんでそんな想像がつくんだよ!!

事件にまみれすぎて人を信用出来なくなってるんじゃないの!?

いや、でも今はまだ中学生か。そんなに事件には関わってないのか。


…って、そんなこと考えてる場合じゃない!!!

いつの間にか腕つかまれて逃げられなくなってるし!!



「ちょっ、腕痛い痛い!!!離して!!」


「とにかく家に入れっ!!それで母さんに怒られろ!!」


「いやだ!!有希子さんに会わずにもう帰りたい!!!」


「なんで母さんの名前知ってんだ、ますます怪しい!!」




いやいや、ふつう怪しいと思った人自分の家に入れる!?


てか、何で私こんな目にあってんの!?


こっち呼ばれた身なんですけど!!!



「あ、あのっ!!!」


「黙ってついてこい!!!」



いや、そーゆうことじゃなくてだな!!!


私は君のお母さんに拒否権なしで呼ばれたんだよ!!


グイグイと引っ張られ、ついに工藤家に足を踏み入れる形となった私。



「おい、母さん!!家の前に不審者がいたぞ!!」



声を張り上げる工藤新一くん。

そして、その声に反応して有希子さんが出てきた。

……まるで撃たれたかの様な格好で。



「もーっ!!新ちゃん何してくれるのよっ!!!Aちゃん驚かせようとせっかく準備してたのにっ!!!」


「は?」


「もう、失敗しちゃったじゃない!!」


「失敗したって…まさか、もしかしてこの人は母さんが連れてくるって言ってた」


「そう!!お向かいの1人娘の七瀬Aちゃんよ!!不審者なんて笑っちゃうわ〜ねぇ?Aちゃん!!」


「あはは…そうですね。」



私がそう言って工藤新一くんの方を見ると彼は申し訳なさそうに私の腕から手を離した。

主人公はやっぱり可愛い。→←マジな願い事です。



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(プロフ) - Aliceさん» 誤字の報告ありがとうございます!今訂正致しました!!自分だけでは見つけられない部分もあると思うのですごく助かります。 (2017年4月4日 19時) (レス) id: 9347eda9ce (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 37ページの最初の行も誤字です (2017年4月4日 16時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 31ページで、誤字ありましたよ。いちばんばんw (2017年4月4日 16時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ねぉさん» 嬉しいコメントありがとうございます!!!頑張ります! (2017年4月3日 14時) (レス) id: a14d757431 (このIDを非表示/違反報告)
ねぉ - 1日ちょっと過ぎてしまったけど、全部読みました!!コナンのトリップの中で1番おもしろかったです!続編楽しみにしてます! (2017年4月3日 1時) (レス) id: cc3a2c5af5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年3月24日 16時

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