【名探偵コナン】トリップしても警察官でした。

ドッキリ大作戦？ ページ21

｢これで射撃訓練を終了する！七瀬はこの後私の部屋まで来るように。｣



｢｢｢｢ありがとうございました!!!!!｣｣｣｣




いつものごとく警察学校の射撃訓練を終えた私はなぜか教官に呼び出された。



え、なに？私なにかやらかしたっけ？


爆弾処理試験もスパルタ松田さんのおかげでオールクリアだったし、今日の射撃訓練もいつも通り700ヤードはぶち抜いた。



必死に考えを巡らせるけどこれといった心当たりはない。



……うん。怒られてもなんとかなるか。



そう思うしかない。



そう。私のモットーは“なんとかなる”だ。

今決めた。




ーーーコンコン。


｢七瀬です。｣



｢あぁ、入りたまえ。｣



｢失礼します。｣



｢そんなに気を張らなくていい。別に怒るわけではないし、そこに座りなさい。｣




そういって、指さされた椅子に座る。


ーーポスンっ


うわ、すっごいフカフカだ。

これ家に欲しい!!




｢いいだろ？その椅子。｣



｢はい！とっても!!!!!……って、すみません。｣



｢はははっ、いいんだよ今は訓練中じゃない。それに君がいつも気を張りつめて過ごしていることは分かっている。今ぐらいゆっくりしなさい。｣



｢……ありがとうございます。｣




なんというか、この教官は近所の優しいおじさんみたいな感じだ。


警察学校の教官ってこんな柔らかい雰囲気じゃないはずなんだけど。

これもこの世界の特徴なのかな？


トリップ者は好待遇みたいな？


まぁ、私としてはラッキーか。




｢教官、それで話っていうのは？｣



｢あぁ、それはだね。｣



妙ににやにやし始めた教官。このひと百面相だな。



｢七瀬。｣


｢はい｣


｢2日後にアメリカに飛べ。｣




｢………はい？｣




教官室で待っていたのは説教でも、頼み事でもなかった。


え、なにこれ、新種のドッキリ大作戦ですか？

いざアメリカへ!!!!!→←久しぶりのだんらん。

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