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「あー!!ユーマくんがAちゃんに手出してるしかも朝っぱらから!」

突然の大声に二人してそっちを見ればコウくんが不満そうな顔して私たちを見ていた。
何でそんな顔してるのか。

「んだよコウ」
「オレがAちゃん連れてきたんだし一番最初に吸わせてくれると思ったのに、なーんでユーマくんが最初な訳?」
「え?」

意味がわからない。
私はイブじゃないのに私を欲しがる必要があるのか…。
そんな考えが顔に出てたのか、コウくん曰く昨日会った時から美味しそうな匂いはしていたらしい。

「ね、Aちゃん、ユーマくんの次なのは気にくわないけどさオレにも吸わせてよ」
「……どうぞ」

断ったら怒ることはわかっている。
それに断ったって結局吸われる。
違いはただでさえ痛いのをもっと痛くされるかそうじゃないか。
なら断らないのが賢明な判断だろう。

「Aちゃんってホントオレの事よくわかってるんだね。それじゃあ、いただきまーす……っん」

吸われる直前に思ったこと。
それはコウくんの吸う前の話し方。
前々から思ってたけど、コウくんって吸う前に話す時と吸ったあとすぐ話す時って殆ど囁いてるっていうか、凄く甘い。
そして私はその甘い声に弱い。
まぁ、前世(?)で推しだったこともあるが。

「……んっ…んんっ……はぁっ…なにこれ、美味しい…ふふっ、ハマっちゃいそー」
「ハマらなくて…いい、から」
「えー?せっかく美味しい血が目の前にあるんだよ?ハマらなきゃそんでしょ」

そんな理屈ありなのか。
そういえば、ユーマくん放置してたけど…と思いながらなんとか視線だけユーマくんに向けたけれど、こちらも不満顔。
どんだけ気に入ったんだ。

(この世界の人たち独占欲無駄に強いからなぁ…)

「って、ちょ、コウく…痛っ、いたいっ」
「痛くしてるんだよ、今お前の血を吸ってるのは誰?」
「コ、ウくん…」
「そ、それなのになーんでユーマくんを見るかな?」

あぁ、つまり、お怒りなのね。
うん、ここは素直に謝っておこうか…と思ったものの痛さは限界で、

「いた…いってば!!」

あんまり力の入らない手でペシッと叩いたら驚いたのが約2名。
まぁ、私以外の二人だ。

「質問しといて答えさせないのはどうなのですかねコウくん。せめて話は聞いて!」

これがコウくんに気に入られる理由の一つになると私は気づかない。

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作品ジャンル:アニメ
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梔子(プロフ) - わらわらさん» コメントありがとうございます。行き詰まってしまっているのでたまに読み返してしっちゃかめっちゃかしてるなとはおもいます。笑 ただ、書き直すとかなり内容が変わってしまうのでもし読み進めていただけるのであればこのまま読んで頂けたらと思います (2019年1月8日 10時) (レス) id: f650fd1707 (このIDを非表示/違反報告)
梔子(プロフ) - れんすけさん» 返信遅れてすみません!もう少し文字数減らして読みやすい感覚にできるようにしてみます(汗) (2019年1月8日 10時) (レス) id: f650fd1707 (このIDを非表示/違反報告)
わらわら - 主人公イキり過ぎでしょw (2019年1月8日 10時) (レス) id: 091d3f1fea (このIDを非表示/違反報告)
れんすけ - 字が詰まってて読みづらいです… (2018年3月12日 15時) (レス) id: 4bd8d4113b (このIDを非表示/違反報告)
汐子 - まって苗字一緒www 宮野ww宮野ww (2016年10月23日 3時) (レス) id: 693e560875 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梔子 | 作成日時:2016年5月5日 16時

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