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霞む意識の中、誰かが何かを言ってる気がした。
(あれ、私生きてる？
あんなに血が流れてたのに生きてるの？
え、私すごくない？)
「おーい、聞こえてる？」
馬鹿なことを考えている私のそばで誰かの声が聞こえる。
その声は、親の声でも友達の声でも何でもない。
だとしてけが人にそんなこと言うわけが無い。
「めんどくさいなーどういう状況？これホントに。おーい」
というかそもそも病院でもない気がした。
寝ている場所は地面のように固く、しかもうつ伏せ。
ていうか……
「うるっさいな！な、に……」
「あ、おきた。てか生きてた」
「え…は？」
起き上がった私の目の前には綺麗な顔したイケメンがいた。
金髪のふわふわした髪に碧い瞳。
見間違えるはずもないその容姿は無神コウのもの。
声も話し方も無神コウのもので間違いない。
「なに、人のことジロジロ見て…大丈夫？」
「えっと…無神コウくん？」
「そう、有名なアイドル無神コウ。それがどうかした？」
さも当たり前かのような返し方。
間違いなく本人だ。
(嘘…まじで？)
「え、私トリップした？」
「トリップ？」
声に出ていたらしい。
目の前のイケメンがキョトンとしてる。
説明していいものだろうか。
私がこの世界にいること自体本来はおかしなことなのに、それにくわえて彼らと関わってしまっていいのだろうか。
でも、隠し事が出来る私ではない。
それに、目の前の彼は今の言葉を聞いて簡単に私を帰すことはしないだろうし、そもそも帰る場所なんてない。
「あの、今から言うこと、嘘だと思わないでほしいんだけど…私、コウくんの事知ってる。兄弟が3人いるってことも、ヴァンパイアだってことも」
周りに人はいないけど、念の為最後の部分を声を落として言えばコウくんの顔つきは少しこわばった。
まぁ無理もない。
兄弟のこと知ってるだけならまだしもヴァンパイアだって知ってるのだから。
「君、何者なわけ？」
「コウくんたちのことを知ってるただの高校生だよ」
「…こんな所で話してるのもめんどくさい。うちに来て」
話した時からこうなることは薄々感づいていたから素直についていく。
怒らせると大変なことは、よくわかっているから。
さて、無神兄弟に、どう説明しようかな。
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
ラッキーヴァンパイア
無神ルキ
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梔子(プロフ) - わらわらさん» コメントありがとうございます。行き詰まってしまっているのでたまに読み返してしっちゃかめっちゃかしてるなとはおもいます。笑 ただ、書き直すとかなり内容が変わってしまうのでもし読み進めていただけるのであればこのまま読んで頂けたらと思います (2019年1月8日 10時) (
レス) id: f650fd1707 (このIDを非表示/違反報告)
梔子(プロフ) - れんすけさん» 返信遅れてすみません！もう少し文字数減らして読みやすい感覚にできるようにしてみます(汗) (2019年1月8日 10時) (レス) id: f650fd1707 (このIDを非表示/違反報告)
わらわら - 主人公イキり過ぎでしょw (2019年1月8日 10時) (レス) id: 091d3f1fea (このIDを非表示/違反報告)
れんすけ - 字が詰まってて読みづらいです… (2018年3月12日 15時) (レス) id: 4bd8d4113b (このIDを非表示/違反報告)
汐子 - まって苗字一緒www 宮野ww宮野ww (2016年10月23日 3時) (レス) id: 693e560875 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梔子 | 作成日時：2016年5月5日 16時
