病み 歌い手さん 拾いました Part3

94回目 ページ5

貴方side






志「あ、次は俺やな！」






志麻さん、自分から行くんだ…
元気そうだな…本心で






志「俺もセンラと同じかんじやなー、3ヶ月間何もしてなかった」






…志麻さんには言う必要ないかな






『そっか！』


志「…ありがとな、Aちゃん」


『？……何が？』


志「ん〜…いろいろ」


『…！』






気のせいかな…
志麻さんの表情が柔らかくなった気がする

…そうだといいな






『へへ、どーいたしまして！』


志「……！」






志麻さんが目を丸くした…
え、私なんか変なこと言った？？






セ「あ、まーしぃも落ちたな！」


志「な…何が？」


セ「まぁ、あの笑顔にはかなわへんよなあ…」


志「いや、別にそんなんじゃ…」






？？？






な「ほんと勘弁してよ…こっちには鈍感2人も抱えてんのにさ」


志「だからそんなんじゃ…」


セ「俺も同じやから、照れんくてもいいねんでっ」


『ねぇ、さっきから何の話を？』


な/セ「「Aは知らなくていい」」


『えぇ！？』






何だよもう！
2人して声合わせちゃってさ！私は仲間はずれかよ！

いいよもう！私にはluzさんがいるもんね！！






lu「……」


『あれ？luzさん…何で笑ってんですか？』


lu「あ、うん…なんだか懐かしいなって…』


『…！』






luzさんって、こんな笑い方するんだな…

センラくんや志麻さんもそうだけど…新しい顔がたくさん見えてくる






『あ、そういえばluzさんは何してたんですか？』


lu「…いろいろ」


『そうですか…』






やっぱり、luzさんも…か







lu「でも…よかった」


『…そうですね』







luzさんは、あまり言いたくないんだろうな…

だったら、私もあえて言わない







な「え、何その短いやり取り」


セ「会話が成立してることに驚きなんやけど…」


lu「ん？あ……生きててよかったな…ってね」


な/セ「「！！」」


志「……」







へへっと笑って誤魔化すluzさん…
なるせちゃんやセンラくんも気がついたみたい


そう、ここにいる全員、死のうとしていたことに…

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