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太宰と中也はAを連れて本部を案内した。
太宰「と、まあ大体こんな感じかな」
『建物の構造は分かった。全部頭の中に入ったから迷子にはならない、次は?』
中也「姐さんの処にでも行くか」
太宰「そうだね、紹介しないと」
太宰と中也は姐さんと呼ばれる人の処に案内した。
太宰「そういえば自己紹介がまだだったね私は……」
『太宰治、17歳。最年少で幹部になった人、中原中也、17歳。太宰治の相棒』
太宰と中也は驚きを隠すことができなかった。
太宰「よくわかったね、言ったかな?そんなこと」
『言ってない、私は相手の事を見るだけで情報が分かる』
中也「異能力か?」
『異能力?それは知らない。ただ私達咲夜家は、12歳になったとき桜神社の最も長い樹木、千本桜に祈りを捧げることで何かしらの力が手に入る、咲夜家はこれを儀式と言っていた。儀式が終わる瞬間から桜神社を継ぐ巫女になる』
太宰「たった12歳でかい?」
『たった12歳じゃない。12歳もなれば立派な大人、そう言われてきた。中でも私は、歴代の中でも最強の巫女になれると言われてきた。桜は好き、だから巫女になるのは嫌じゃない』
中也「じゃあ、何でそんな目をしているんだ?まるでこの世の全てを憎んでいるような目を」
『咲夜家は巫女になると同時に桜の神・サクラ姫の意志を継がなければならない。私はそのサクラ姫の生まれ変わりらしいから神社の者は私を過保護に扱ってきた。前までは表情も変えない気味が悪いとか言ってた、サクラ姫の生まれ変わりと聞いて態度をすぐに変えた。人間がそんな奴らばかり、気に入らない』
中也(なんとなく、分かった気がする。こいつが何でこんな目をしているのか)
太宰(彼女は人間が嫌いなんだ。だから感情も全く持たない)
『私は人間の未来には絶望しか存在しない、いつもそう思ってた。治、中也、君たちと会うまでは』
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みき(プロフ) - 続きが気になってウズウズして仕方がないのでこれからも最後まで作品の更新頑張ってください!!m(__)m (2018年3月1日 22時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
律 - めっちゃ続き気になります!これからも頑張ってください! (2017年11月25日 0時) (レス) id: 15d536b720 (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ - めっちゃ面白いです更新楽しみにしてます! (2017年11月24日 20時) (レス) id: 84c51744c8 (このIDを非表示/違反報告)
奈音(プロフ) - 優海さん» サンキュー!! (2017年11月24日 14時) (レス) id: 778448af58 (このIDを非表示/違反報告)
優海(プロフ) - お気に入り登録100人越えたね。おめでとう (2017年11月24日 14時) (レス) id: 741915fe4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奈音 | 作成日時:2017年11月21日 16時